<湯前神社>
来宮神社の反対側、線路を超えて坂を下った所にある湯前神社。
姉の友達が大腸がんで手術をするとの事でこちらでお祈りさせて頂きました。岩の上に大きな石があります。
天太式内社の「久豆弥(くづみ)神社」の論社で、旧社格は村社。
社前には江戸時代までの熱海温泉の中心的な源泉だった大湯間歇泉があり、この神社の名称・起源となっているとか。小諸病を除く効果があるので温泉を汲み取って浴せよとの神託を受け、報恩として里人が祠を建てて少彦名神を祀ったのが始まり。
なんだか狛犬さんと、後ろの白建物が顔が似ているというか・・・
まぁ、そんなことはどうでもいいんですが。閑散とした雰囲気の中でも、時折参拝客がやって来ましたね。
<伝承>
湯前(ゆぜん)神社の創建は、今からおよそ1270年前の749年(天平勝宝元年)。
伝承によれば、491年(仁賢天皇4年)に熱海の海底から熱湯が湧き出し、それにより多くの魚類が死に絶え漁民は甚大な被害を受けた。
箱根権現の高僧・万巻上人が、熱海の海中に多くの魚介類が死んでいたのを哀れみ、海浜に祈祷の壇を築いて100日間の勤行に励むと、満願の日に内陸部へと湯脈が移ったので、その傍らに「湯前権現」と称して温泉の守護神として祀るようになったともいわれているそうです。
この近くに大湯間欠泉があり、万巻上人が海中から移した間欠泉だそうです。
御祭神:少彦名神
少彦名神言えば、大国主命とともに国造りを行った小人の神様。
農耕、開拓、医療、酒造り、呪術などなんでもござれの多彩な能力を持つ。
温泉で治療を始めたのも少彦名神ですからね。
<楠>
火事に遭い樹幹の1/2程焼損したそうです。
樹高:17メートル、幹周り:7.2メートル(熱海市天然記念物指定時)
人が入れる位の大きさ。早速は入ってみました。
暖かく優しいエネルギーを感じました。
ここを守っている存在がいますね。
人が来るのを喜んでいるようでした。
ちなみに来宮神社の兼務社であり、御朱印は来宮神社で頂くことができます。
帰りは駅まで長い上り坂となりました💦