鶴谷八幡宮 つるがやはちまんぐう(千葉県館山市)

鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)


崖観音からバスで館山方面の途中にある鶴谷八幡神社へ向かいました。
こちらは二の鳥居になります。

平安時代に安房国総社となった鶴谷八幡神社。源頼朝は石橋山合戦に敗れ、源氏再興のために渡った安房で武運長久を願い、息子の実朝が社殿を造営。

鎌倉時代に奉納総社信仰が衰微し八幡神信仰が高まったため改変され、南房総市府中から現地へ遷座されたと言われています。
台の上に木と大きな岩がありますね。

長い参道の途中には西南の役、長尾藩士で書家として大成した小野鷲堂(おのがどう)
・平久里の医師で幕末の詩人加藤霞石(かとうかせき)の記念碑、日清戦争に出征した兵士の日露戦争記念碑、安房郡から千人あまりが出征した征清記念之碑があります。境内は広々としてスッキリ感あり。
創建1000年を迎えた1976年の本殿改修に当たって、鶴谷八幡宮と改称されたそうで。
結構古いですね~。

<拝殿>
本殿は1721年造営され、その後本殿と拝殿は1923年の関東大震災で倒壊。
1932年に再建されたとか。

<御祭神>
品陀和気命(応神天皇)
帯中津彦命(仲哀天皇)
息長帯姫命(神功皇后)

神社幕には「五七の桐」(ごしちのきり)がありますね。
皇室の紋のひとつとなっており、日本国のパスポートに使用されています。

ご挨拶をしてお祈りと天と地を結ぶワークをさせていただきました。<百態の龍(ひゃくたいのりゅう)>
後藤義光(南房総市千倉町出身)52歳の頃の作品。

拝殿向拝(はいでんごはい)の格天井(ごうてんじょう)にはめこまれた
彫刻
中央の鏡天井の竜を中心に、54態の様々な竜の姿。

素晴らしい!
力強い龍、今にも動きそう!周りの龍も繊細な描写で迫力です(≧∀≦)

<安房神社遥拝所>
遥拝所は簡素なものが多いですが、こちらはりっぱですね。
人々の安房神社に対する信仰心が窺えます。
圧を感じたので天太玉命(あめのふとだまのみこと)のお使いの方でもいらっしゃるのでしょうか。

<御仮屋(おかりや)>
「安房神社」はじめ、近隣10社から神輿が集まる際、お神輿がこちらへ安置されます。

手力雄神社、山宮神社、山荻神社、
莫越山神社、木幡神社、高皇産霊神社、
下立松原神社、洲宮神社、子安神社
の社号標あり。

<若宮八幡神社>
祭神:大雀命(仁徳天皇)

里見八犬伝で有名な里見義実。
6代当主の里見義弘がここで元服したと言われています。
また、神社には、刀「銘 守家」、棟札(むなふだ)などの文化財があり、本殿も館山市指定文化財になっています。

<鶴谷八幡宮>
住所:千葉県館山市八幡68
駐車場:有り
社務所:有り
トイレ:「鶴岡八幡宮」脇に公衆トイレ有り
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