
<上色見野座神社>
以前から行きたかった神社。
写真を見た時に、幻想的な雰囲気の中に荘厳さと暖かさが感じられ、とても惹かれました。
後で調べて分かったことですが、こちらはジョディ・フォスターもお忍びで参拝したとか、短編アニメ映画『蛍火の杜へ』や『るろうに剣心』のロケ地としても有名だそうです。
鳥居をくぐると、古めかしさと長い階段の脇に灯篭が連なってます。
何かが棲んでいるような森の気配。神秘的な雰囲気です~。

まさに映画のロケ地にピッタリ。
それにも増して異空間的な様相に心を奪われます。
確かに多くの存在がここにいるようです。
280段の階段を1段1段上がる度に心が高鳴りました。
長~い参道の階段を上がった先の拝殿にようやく到着。
お酒をご奉納しお祈りさせて頂きました。
こちらのお供え品は持ち帰らなければなりません。(動物がやってくるので)
<御祭神>
伊邪那岐命
伊邪那美命
石君大将軍(いわぎみ たいしょうぐん)
阿蘇大明神(健磐龍命)の荒魂。
この後、どこの道を進めばいいのか、迷っていると案内板がありました。
御朱印は南阿蘇鉄道高森駅近くの
「高森町観光交流センター」で頂く事ができるようです。
階段を上って右手に行くと奥宮があります。(拝殿の奥に当たります)
でもみんなこちらへは来ません。
外国人でしょう。特に韓国人や中国人が多く見受けられました。
神様もちゃんといらっしゃったのでお礼をお伝えし、ワークをさせて頂きました。
元の道へ戻り、山道を上へと進みます。
暫く行くと小さな洞穴がありました。こちらは小人でも居そうな感じでしたね。
山の上を目指し岩がある所まで進みます。
(ちなみに上の写真の小さな道ではありません。もう少し広い道です)
そしてジグザグに上った先に大きな岩が見えてきました。

目の前まで来る迄にもう両手がビリビリになっていて強烈です!
<穿戸岩(うげといわ)>
わぁーこれは凄い!!
さっき下から見た時はそれ程大きいと思わなかったけど、デカいじゃん!!
これが一枚岩なのか!こんなに大きな岩があるなんて。
巨大な門を思わせる。しかしここは昔海で橋の役割があったんではないかと思わせるほど、何か海の匂いと風景が頭をよぎりました。
ここに来て風が強く吹いて来た!
とにかく風が強くて寒いくらい💦龍がいっぱいいるんだな~。
太古のエネルギーを感じます。
祠があったので、お詣りをして天人地のワークをさせて頂きました。ここでご祭神:健磐龍命に纏わる伝説を。
<伝説:鬼八法師>
阿蘇大明神の健磐龍命(たけいわたつのみこと)は弓矢を射るのが上手な方。毎日、弓矢の練習に励んでいましたが、
地面に落ちた矢は従者の鬼八法師に拾わせていました。
鬼八法師は、矢を99本目まではまじめに拾っていましたが、100本目を足の指で拾ったため健磐龍命の怒りを買い、健磐龍命は鬼八法師を殺そうとしたのです。
そして、健磐龍命から逃げようとこの地にやってきた鬼八法師は1枚の岩にぶち当たりますが、彼はこれをけ破り難を逃れました。
それがこの「穿戸岩」で、その欠片が「さざれ石」。
そのため、この岩には必勝祈願や合格、学業成就などといったご利益があるとされています。
この日は曇空でしたが、帰りに振り返ると柔らかな光が漏れていました。
伊邪那岐命、伊邪那美命のエネルギーはいつものようにとても優しさを感じるし、健磐龍命は力強さや意思の強さを感じます。
そうしたバランスが取れたエネルギーが畏怖の念を感じ、古代からの信仰によりここを「聖地」として人々が魅了されている所以の1つになっているのかもしれません。
一の鳥居まで到着。
出る時にアジア系の外国人観光客が3、4人でしゃべりながら騒がしく鳥居をくぐって来ました。
その時は紙垂はピクリとも動いていませんでしたが、私達が鳥居をくぐった瞬間、紙垂がすごい勢いで揺れ出しました。
揺れていたというよりは踊るような動きをしてましたね。それがおかしかったです。
まぁ、とにかく強力で神秘的な所でした。
<上色見野座神社>
住所:〒869-1601 熊本県阿蘇郡高森町上色見
社務所:無し
トイレ:有り
駐車場:有り(広めだが休日は車でいっぱいになるかも)
HP