沖縄で最高の御嶽とされる斎場御嶽(せーふぁうたき)へ伺いました。
斎場御嶽へはチケットが必要。
「南城市地域物産館」の自販機でチケットを購入。そこで駐車して(その周辺やその先にあるニライカナイ岬にも駐車場有り)徒歩10分ほどで斎場御嶽へ行けます。
斎場御嶽とは
琉球王国最高の聖地で世界遺産にも登録されている。
琉球国王や聞得大君(きこえおおきみ)の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り(あがりうまーい)」の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。
琉球国王はこの六カ所を参拝しながら、国家繁栄・安寧、五穀豊穣、航海安全などを神に祈願していたと伝えられます。
聞得大君(きこえおおきみ)とは
琉球の最高神女(最高位の女性神職)の称号で、国王と王国を守護する存在。

到着したら室内でビデオを見た後に聖地を回ります。
<久高島遥拝所>
木があるので若干見えずくなっています。遠くの左側に平ぺったいのが久高島かな。
石灰石の参道を進みます。南国の雰囲気です~。
とても大きな岩が見えてきました!迫力ある~(@゚Д゚)-
<大庫理)(ウフグーイ)>
祭壇があります。
広い部屋や最も格式の高い座敷を意味しています。今でも祈りの場として使用されているそうです。
<寄満(ユンイチ)>
こちらは活気のある暖かいエネルギーを感じましたね。
ユインチの意味は、 国王とその家族の食事を用意する大台所で、せいふぁーうたきでは「豊かさや恵みが満ち足りた場所」と言われています。
貿易が盛んだった当時の琉球時代、各地からの交易品が集まったそう。
右手に大きな岩。

三庫理(さんぐーい)に到着。
<中央やや下の(右側)シキヨダユルアマガヌビー(左側)アマダユルアシカヌビー>
ちょっと遠くから撮ったので見えずらいですが、中央やや下の石の祭壇に壺が2つあります。
それぞれの神様が宿った壺。鍾乳石から滴り落ちる浄化された聖水を受ける壺です。
シキヨダユルアマガヌビーの壺(右)⇒聞得大君の水
アマダユルアシカヌビーの壺(左)⇒次期国王(中城御殿の王子)の水
神事の際、壺に溜まる水の量で豊作や飢饉の吉凶を占ったそうです。
<三庫理(さんぐーい)>
あの岩まで来ました。2つの大きな岩が支え合ってますね。
この奥には久高島遥拝所と最も格式が高い「チョウノハナ(京の華)」という拝所があって、クバの木を伝って琉球の創世神であるアマミクが降臨するとされています。
残念ながら、奥には行けなくなっています。
やはり清らかなエネルギーながら、天と地に大きな柱が立っているような揺ぎない力強さを感じられます。
聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀式や、国家の吉凶を占う儀式、国の安寧を祈っていたとされます。

スタッフの方が、この辺の位置から太陽が見えるよ、と教えて下さいました。
実際は後ろの方からの撮影でズームしています。太陽がちょうど見えています。
お祈りさせて頂き天人地のワークをさせて頂きました。

中央左手に写っている翅の先がオレンジのものはツマベニチョウ。
ちょうどタイミングよく飛んできてくれましたね。

素晴らしい聖域でした。
<斎場御嶽>