<押戸石の丘巨石郡>
丘の上に巨石群があるという。
不思議な線刻文様があることを見つけた南小国町教育委員会が日本ペトログラフ協会の吉田信啓会長に調査依頼。
シュメール文字(ペトログラフ)で、先史時代の巨石文化遺跡であることが、ユネスコ岩石芸術学会やアメリカやカナダの岩石芸術学会等の国際学会で認証された貴重な石。
九州北部でもシュメール文字は発見されているそうです。
この石は、大小300余りの石があり、磁力が強いそうです。
正確には押戸ノ石(おしとのいし)と呼ばれるみたい。
急こう配の細い坂を車で登って到着。受付で200円か300円支払って、パンフレットもらい、磁石を借ります。
丘は見えていますが、巨石群は見えていません。10分程歩きます。
阿蘇の大パノラマが待ってました。見晴らしい眺めです。
生憎、順光ではないので空が青く映っていないのが残念ですが。
さて、さっそく巨石群へ。<はさみ石>
日時計として使用されていたと言われる。
夏至になるとこの隙間から太陽が昇り。
冬至になるとこの隙間から太陽が沈む。
この石を離れた時だったか忘れましたが、石から人の声が聞こえました。
それは姉も聞いていて、辺りを見回しも誰も人はいないのに、確かに人の声がしたんですよね。かと言って霊がいるとか、そういう感じはありませんでした。
石も生命はあるのでしゃべること自体は不思議ではありません。
実際、ハワイ島の「モオキニ・ヘイアウ」へ行った時も、石から人の声が聞こえてきました。そのことを案内して下さった方へ話すと,そういう方もいらっしゃいました、と言われたので、ここでも起こり得ることでしょう。
しかし何をしゃべっていたんだか、結局分からずじまい。<鏡石>
4000年前のシュメール文字が刻まれていて、蛇神と神聖なる牛神を表わされているそうで、早速探してみることに。
現地ではわかりませんでしたが、帰宅してから調べたところ、おそらくこんな感じではないかと↓
左下:蛇神(ナーガ)右上:牛神(バール)
このマークは一か所だけではないかもしれません。
ここの地名は南南小国町中原(なかばる)ですが、
蛇神’(ナーガ)
牛神(バール)
(ナーカバール)を表して(なかばる)の地名になったとか。
<祭壇石>
古代神事の際に祭壇にお供えものを置く石として使用されたと思われます。
<押戸石>
高さ:5.5m 周囲:13.5m
この石は固有の磁力を持っているとのことで、受付で借りたコンパスを早速取り出し石の周りを歩いてみました。
すると、コンパスの針は180度くらい動きました!
確かに磁力が強いです。
良い眺めです。
帰りは来た方角とは逆の方向をそのまま降りて行きます。
こちらの方が道はなだらかです。
ちなみにここはレイラインの線上にあるんですよ。
岐阜の金山巨石群は行ったことがありますが、こちらも夏至と冬至は石の隙間から太陽の光を測る日時計がありました。
山の上に巨岩群あるのが不思議ですが、何億年前は海だったかもしれないことを考えるとロマンが尽きません。
野原が広がり風が吹き抜け、気持ちいいです。
古代文明が栄えていたことに思いを馳せながら次の目的地へ出発しました。
<押戸石の丘>
住所:熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺字姫ヶ原
入場料・300円
駐車場:有り
トイレ:有り
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