暫くしてまた再び陽が陰り雲が増えてきました。
(また雨が降るのかな・・・。)
ふと足を止め、林の上に目を向けた時、黒いモノが飛んでいたのです。
(あれ・・・・天狗!?)
前にも全く同じような光景を見たことがありました。
それは京都の鞍馬寺へ仲間と行った時の事。
木が揺れ始め、森がざわさわした後、高い木のてっぺんに一瞬でしたが天狗が別の木に飛び移って行ったのをみんなで見たのです。
やはりここには天狗が棲んでいるようです。
天狗がいるということは・・・これは進むっきゃないね!
再び太陽が現れ、山々に小鳥の囀りが響いて心地良い陽気になって来ました。
途中で道が険しくなり陥没した所もあってズルっと滑ること数回(;・∀・)
なるほど、
そういうことだったのか。
御岩神社に到着した時の看板に出た炎のようなオレンジ色のサインは、この状況に注意するよう警告していたのかと納得。
パトロール隊員達が最初に「登山禁止令」を出したのも頷けました。
やっと「かびれ神宮」へ到着~!
到着した時は吐く息が白く、地面からは蒸気が出ていて足元一帯には真っ白なドライアイスが立ち込め、別な意味で冷気が漂っていましたが、霧の中に光が差しとても神秘的な光景でした。
かびれ神宮
「賀毘礼」は釈迦の生まれた「迦毘羅衛国」に由来。
古代より信仰の山として祀られ祭祀遺跡が発掘されていて、中世より修験の山としてさかえ、山伏など信仰者が登拝したかびれ山。
御祭神
天照大神(あまてらすおおみかみ)
邇邇藝命(ににぎのみこと)
立速日男命(たちはやひをのみこと)
祝福の光も降りて神々し く荘厳な感じはします。
ただ、どことなく物足りなさもありました。
さて、かびら神宮を参拝し一休みしていると、天気が回復したせいか次から次へと人がやってきてやや混雑状態に。
そして嬉しい知らせが!
ここにいたパトロール隊員たちから「自己責任で頂上へ行くかは決めて下さい」との事。当初はここ「かびら神宮まで。」という事でしたが、山頂までOKが出ました!
ラッキーです!
案内版までやって来ました。
結構、息が切れてますー。
日頃の運動不足・・・(^▽^;)
いざ山頂へ!
と思いながら、つま先は逆の方向へ向いていました。
急に気が変わったというか、何か先にありそうな気がしたので行ってみることに。
地図には記載されていませんでしたが祠がありました。
こちらに呼ばれ、先に挨拶してから山頂へ行った方がいいと思い、ご挨拶とワークをさせて頂きました。
柔らかい女神のようなエネルギーが美しく心が落ち着く場所でした。
古くから修験者が通るからでしょうか、癒しの力が強いように思えました。
続く。