<波動を上げるために勘違いしやすいこと>
私達が波動を上げるには「愛」を使うことがもっとも有効です。
しかしながら注意点があります。
例えば、
・ネガティブなことは考えないようにしよう
・明るくポジティブに生きよう
・人に親切にしよう
・社会に貢献しよう
上記の事は確かに波動は高まります。その心掛けは良いことと思います。
ただ、注意しなければならないのは、見返りを求めているかどうか、それに気付けるかどうかという点です。
例えば
「あなたが喜ぶと思って買ってあげたのに」
「仕事を手伝ってあげたのに」
「あなたの為を思って言っているのに」
「毎日参拝してるからいい事があってもいいでしょ」
このような気持ちや言動は結果的にネガティブを発しているからですね。
そんなの「当たり前」と言われるでしょうが、実にこれをやっている人が多いのです。
ここでの本質は、「ネガティブ」な気持ちがいけないという事を言っているのではありません。
そういう気持ちが浮上するのもあなたの奥底にある正直な気持ちがあるからです。
勿論ネガティブ意識が強いと人に強い念を飛ばしたり、低級霊が憑きやすくなるので、その意識をパッと切替えることが必要です。
そしてもう少し奥に踏み込んで自分を静観してみましょう。
「私って人の幸せを考えているのに、あんな事を言ってしまった。何故なんだろう?」
そこに気付いて初めて自分の深層心理を覗いて行くことができます。
<深層心理に渦巻いていた正体>
自分の奥深くに根付いていた気持ちとは
・良い人に思われたい
・頼られたい
・何かご褒美をもらいたい
・報われたい
おそらく、そうした承認欲求があったことに気付くでしょう。
そこに気付けば大きな進歩です。
通常は相手と表面的な感情のやり取りで終わるだけで何も得られず、繰り返しとなるケースが多いのですが、奥にある意識をきちんと見つめ、自分の心情を目の当たりにした時、「本当はこういう欲求があったんだ」ということに気付くことができます。
誰しも「欲」というものが潜んでいます。どんなに「私は清純だから」と思っていても、妬み、恨み、嫉妬、怒りの感情が湧き起こってきたら、それを持っているということになります。
こうした自分が気付きにくい闇の部分をシャドーと呼んでいます。
この部分の感情を使っていてはいつまで経っても魂の成長はできません。
この感情の体験をしない為には、感情が湧き上がる都度に「さよなら」とお別れすることです。
そしてその感情を出させてくれた相手に「ありがとう」と感謝することなんですね。
それじゃ、自分の子供がいじめにあったり、家族が事件に巻き込まれて殺されても許せるのか!ということを言われそうですが、その子供が「いじめ」という体験を通して魂の成長を望んで生まれてくることもあります。
(しかし現実に体験すると「こんなに辛く苦しかったのか」と予想以上の衝撃を受けることがおそらく多いのではないかと思われます)
また、過去生でいじめっ子役をやっていたから今度はいじめられ役がどういうものかをやったりします。
魂の経験値を積むステップが個々によって違うため、宇宙では本人の自由意思を尊重した上で、緻密に計算されてこの世に生まれて来ていると言われています。
私達自身、被害者や加害者を幾度も経験し人の痛みが分かるから、事件等が起きた時に同調できるものなのでしょう。
勿論、上記に該当しない点も一部ありますが、いずれにしても自分で覚醒するきっかけは人生の中でいくらでもあります。
他者の幸せを願いつつも実は自我の欲が勝っていると上記のような承認欲求が現れ、他者に愛を注いでいるつもりが本当は「無償の愛」ではなかったと気付くのです。
<無償の愛とは>
例えばお釈迦様の話しになりますが、亡くなった原因は諸説ありますが、その一部をご紹介します。
ある村でキノコ料理をご馳走になり、それが毒キノコであると知っていながら自分の為に一生懸命作ってくれた村人のことを考え、そのキノコを有難く頂き、亡くなったそうです。
激しい腹痛が襲い、80歳のブッダには耐えがたいものだったと想像できます。
それが毒だと分かっていても食べるというのは、中々できることではないでしょう。
魂レベルの高い人は、咄嗟に自分の身を投じて危険な場所にいる人を助けたりします。
つまり損得勘定なく、死を恐れていない、ということになります。そういうことができるような人間にならないと魂レべルは上がらないと言っているのではなくて、自身の愛を育てるきっかけとしてこのお話しをしましたのでご参考いただけると幸いです。
私自身も勉強中で日々悟りとは何か探求している最中です。あくまでも自分の視点からであり、異なる意見の方がいらっしゃってもごく自然なことなので、ご自身の感じるままに
受け取られると良いと思います。
気付いたことは記事にしていく所存です。
日々、リラックスできる時間を作って心が何を感じているのか、何を訴えているのか耳を澄まし『感じる』ことに集中してみましょう。
これまで気付けなかった多くの事にきっと毎日気付けるようになり、それがこの先の大きな目覚めへと繋がっていくでしょう。