志賀海神社(しかうみじんじゃ)
青龍窟から志賀海神社へ向かいます。
志賀海神社は福岡東区にある志賀島(しかのしま)の中にあり、全国から龍が集まってくる場所、「海神の総本社」「龍の都」と称され国宝の金印が発掘された場所でもあります。
高速で飛ばして約2時間程で到着。
<山の神様>
ご祭神:オオヤマツミノカミ
魚のアラカブやオコゼをお供えするとその恰好を面白く思い願い事を叶えて下さるとか。
また空の財布を備えて願い持ち帰ると財が貯まるそうです(^-^)
太鼓橋を抜け楼門をくぐり更に階段を上がると拝殿が見えてきました。
(それが冒頭の写真になります)
心地良い風が吹き抜け龍のエネルギーを感じます。
手前に御潮井と呼ばれる清め砂が置いてあり、身体にかけて清めます。
(鳥居の前にも置かれていました)
<ご祭神>
綿津神三神(わたつみさんしん)
・底津綿津見神(ソコツワタツミ)
・仲津綿津見神(ナカツワタツミ)
・表津綿津見神(ウワツワタツミ)
伊弉諾尊が黄泉の国から帰って禊をした後に生まれた神々。
ちなみに混合しやすいのが住吉三神。同時期に海中で生まれ名前も似ています。
そして住吉大社には神功皇后も祀られているので同一神か?と思ってしまいますが。
<住吉三神とは>
・底筒之男神(ソコツツノオノカミ)
・中筒之男神(ナカツツノオノカミ)
・上筒之男神(ウワツツノオノカミ)
ご挨拶と光の柱のワークをさせて頂きました。
奥から金色と白い光が現れ頭頂が暖かくなったので神様から歓迎されたようです。社殿には小さい龍が飛んでいました。
右手に行くと海が一望できます。
奥に見えるのは九州本土。気持ちがいい景色です~。
写真にあるように細長い橋のような道を走って来ました。
手前には遥拝所があります。
<亀石遥拝所>
黄金雌雄の亀が石になったとされる亀石。
こちらは神功皇后の伝説に纏わるお話があります。
神功皇后が三韓へ出陣される際、亀石から正面対岸に見える打昇浜にある、亀が池・亀梄池の辺りにて無事凱旋できるよう、七日七夜の御神楽を奉納された。
すると、黄金雌雄の亀に乗った志賀明神様と、勝馬明神様が現れ神功皇后様に干珠・
満珠の玉を授け、船を守り導いて下さった。
その後黄金雌雄の亀は亀が池、亀梄池に放たれ、後に石となって現れたためこちら
に納められた。
確かに亀に似ていますね。
左はチビガメラ的な・・・。
志賀明神様というのが伝承にある「磯良丸」のことのよう。
もう1つの伝承には、
<磯良丸伝説>
海底に住む磯良丸は、神功皇后から招集されても、顔に牡蠣やアワビがついていることを恥ずかしがり、なかなか海上に姿をみせませんでした。
そこで彼を引きずり出そうと志賀島で7日7晩、彼の好む神楽を奏でたところ、ついに霊力をもつ千珠・満珠を携えた磯良丸が海の中から亀にのって現れ、白い布で顔を覆って、鞨鼓(太鼓)を胸にかかえて舞を舞ったそうです。
この伝説が「磯良の舞」「鞨鼓の舞」という神楽舞となり、志賀海神社だけでなく、奈良の春日大社などで今も奉納されています。
志賀海神社は参道が海まで一直線に伸びており、海上守護、交通安全、再生回帰、災厄祓除のご利益があるとされています。神功皇后が祈願されたのも納得。
禊祓の神として不浄や災厄を祓い清め、さらに水と潮を支配し、潮の満干によって人の生死をも司るとされることから人の命や生活の吉凶をも左右するとされています( ̄∇ ̄; )
拝殿に背を向け階段を降りると鹿の像があります。
<鹿倉庫(ろくかくこ)>
神功皇后様が戦勝祈願として対馬で鹿狩りを行い、無事に三韓平定された後狩った鹿の角を志賀海神社に奉納した事が始まり。
その角を奉納したことが始まりと言われ一万本もの鹿の角が納められています。
その後、戦国時代には多くの戦国大名が鹿の角を奉納したそうです。
何故鹿の角なのかは分かりませんが、調べてみると鹿の角は鎮痛作用、皮膚再生、止血作用、力向上、筋力向上、寒気改善、魔除けや福を呼ぶ縁起物として使用されていたそうです。
社にぎっしりと詰まった鹿の角は圧巻。ちなみに鹿の角は成獣だと3月頃に毎年落ちて生え代わっていきます。狩った鹿の角なのでなんだか痛々しく感じますね。
拝殿の後ろの方へいくと左側にお社が並んでいました。
続く。