祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)
2025年1月2日
本日は佐賀泊の為、レンタカーで佐賀県にある祐徳稲荷神社へと向かいました。
こちらは日本三大稲荷の1社とされています。
<日本三大稲荷とは>
(京都)伏見稲荷大社
(佐賀)祐徳稲荷神社
(茨城)笠間稲荷神社
なぜ豊川稲荷じゃないのか?
豊川稲荷は曹洞宗の「妙嚴寺」で神社ではない点と、お祭りされている神様が、倉稲魂大神ではなく白い狐に跨った豐川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)になるからだそうです。
<九州で2番目に参拝客が多い>
神社の数キロ手前から、凄い長蛇の列!
「まさかこの列、全部祐徳稲荷神社に行く車じゃないでしょうね!?」
恐れた通り、みんな神社方面へ曲がって行きます。(;゚□゚)ガーン
九州で2番目に参拝客が多いだけあり、年間300万人来られるそうで。
宗像大社の渋滞の光景が蘇りました。ですが、まだこちらの方が流れはあるのでもう少し待てば大丈夫そう。
25分位待ってやっと駐車場前まで来ましたが、前方の車が駐車場へ入り暫くして出てきました。
(えっ?係りの人は?)係りの人はいるけど、誰も誘導していない?
一度駐車場に入って自力で空きを探し回って、無ければ次の駐車場を探しに行く様子が見えました。(;゚□゚)ガーン
学校のグランドも臨時駐車場にするほど、車でぎっしり埋め尽くされて5,6カ所あると思われる駐車場はどこを見ても満車。北側の駐車場だけでも3000台置けるみたいですが、こりゃだめだー。
なんて効率が悪いんだろう。
係りの人は無線は持ってないのか・・・。これは改善すべき課題ですねぇ。
私達は諦めて遠い所へ停め、そこから歩きました。近くには川もあって長閑な景色です。
参道は商店街が軒を連ね、沢山の屋台が並び、大変に賑わっていました。
<楼門>
凄い人です!
楼門の前には橋があり池があって人面魚みたいな鯉もいましたね。
ところでこちらのお稲荷様はどんなところかというと・・・
<祐徳稲荷神社とは>
鹿島藩主鍋島直朝公へ天皇家の花山院萬子媛がお嫁に来て1687年、京都御所内の花山院邸に鎮座する朝廷の勅願所の稲荷大神のご分霊を勧請されたそうです。
あの花山院の・・・。
京都御所にも何度か伺ったことがありますが、そうだったんですね・・・。
境内図👇
あんな山の上に奥の院が!!(꒪ꇴ꒪〣)
あまり良く調べてこなかった事を今更ながら後悔。
本殿で挨拶したら以外と早く終わり次に予定している神社へコマを進めると思ったのですが、こりゃ、時間かかりそ~。
まぁ、それならそれでもいいか。山頂まで行くのが楽しみになって来ましたo(*^▽^*)o
<左奥:ご本殿 正面:休憩室 右:エレベーター>
最初に目に入るのは、高く組み上がった社殿と建物。
18mもあり京都の清水寺よりも5m高い舞台作りの上に建ってるそうです。迫力がありますね。
<拝殿>
こちらも沢山の行列です。
<ご利益>
商売繁昌、家運繁栄、大漁満足、交通安全等
ご挨拶をして本日伺うことが出来たことに感謝し、この地の発展をお祈りさせて頂きました。活力が湧く強いエネルギーです。
階段を上がり本殿へ。<ご本殿>
<御祭神:稲荷大神は三神を呼称>
衣食住を司り生活全般の守護神
倉稲魂大神(ウガノミタマノオオカミ)
大宮売大神(オオミヤノメノオオカミ)
別名:天宇受売命(アメノウズメノミコト)
天細女命(アメノウズメノミコト)
猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
ご本殿は日光東照宮みたいで華やかな色彩。
御本殿は鎮西日光と称されているそうです。
人が多い為、外でワークをさせていただきました。
その先を進むと奥宮方面。<石壁社>
御祭神:萬子媛(祐徳院殿)
ご挨拶をした際、優しいエネルギーに包まれました。
この土地や人々を愛し、とても大事にされていたことが窺えましたね。萬子媛(祐徳院殿)
祐徳稲荷神社を創建された、後陽成天皇の曾孫女で左大臣花山院定好公の娘。お輿入れの際、父君より稲荷大神の神鏡を授けられ、皇位の無窮と国家の安泰をお祈りするようにと諭されました。
萬子媛は内助の功良く直朝公を助けられ、二人のお子様をもうけられましたが、不幸にしてお二人共早世されたのを機に、貞享4年62歳の時此の地に祐徳院を創立し、自ら神仏に仕えられました。
萬子媛ご入定の後も、その徳を慕って参拝する人が絶えなかったと云われております。
<水鏡の話>
祐徳院様が吉凶を占っておられたとされる水鏡は現在も石壁神社横にあります。
萬子媛は現在の鹿島市古枝に庵を結び、以後十九年神仏に仕えお暮らしになりました。
ある日、一人の村人が畑で獲れた野菜を祐徳院様へ届けた時、
「○○さん。実は私は今日あなたがここへ来ることを朝から知っていました。」
村人は驚いて尋ねました。
「なぜそんなことが分かられたのですか。」
祐徳院様はやさしく答えられました。
「私は毎朝あの水鏡を見ています。今朝水鏡の中に野菜を持ってここに来るあなたの姿が見えました。」
こうして村人たちは祐徳院様の優れた徳を知り、益々お慕いするようになったとの事です。【地元古老による昔話】
次回は奥の院へ。