難陀龍王社・曼陀羅の瀧(龍神村)

龍神村のシンボル

「龍」が付く地名は昔から龍との縁が深い。ということで、以前から行ってみたかった龍神村へ。


本来は高野山を詣り、護摩壇山を通って高野龍神スカイラインからアクセスした方が断然早いのですが、チェーン規制があり、事前に調べた所、関空のレンタカー屋やその近くのレンタカー屋はスタッドレスが未装着なので、どづしたものかと思い、(山の方にいかないと奈良や和歌山は冬でもスタッドレスは履かないのかも)結局、高野山を諦めて渋滞などを考慮して3時間近くの大回りコースとなってしまいました。(実際は飛ばして2時間40分くらいでした)
山道が広かったのと、車が少なかったのでスムーズに来れました。

龍のオブジェの奥に見える橋を渡って暫く進むと温泉施設があります。

龍神温泉元湯

ここは古くから林業で栄え、約1,300年前役小角が発見し、弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって開いたといわれる龍神温泉があります。

日本三美人の湯
の1つで有名だということも今回知りました💦
和歌山県龍神温泉
島根県湯ノ川温泉
群馬県川中温泉

こちらの温泉にも入りたかったですが宿の温泉も同じ源泉だろうから時間もないし入りませんでした。
向かいに駐車場があり、その端には難陀龍王社 (なんだりゅうおうしゃ)があります。
一旦チェックインして荷物を置き、こちらへご挨拶に。

難陀龍王社 (なんだりゅうおうしゃ)
お酒をご奉納しお詣りしました。

難陀龍王は仏教を守護する
八大王の一柱で、第一番に数えられる龍王。
千手観世音菩薩の眷属である二十八部衆の一尊。

折角この村へ来たので、どこか観光地はないかと探し、瀧があるということで翌朝行ってみました。

難陀龍王社から少し北へ歩くと温泉寺という所へ行く細い道があります。
ここから細い道をジグザクと蛇行するように上って行きます。

お寺に着きましたが、矢印のある方が下がる道もあり、どこへどう行けばよいのやら・・・。
ウロウロして、どうやら家の脇にある道を上がって行くようだったので、こちらへ進んでみました。
ここに看板があると迷わずに済みますが。

山道を延々と歩きます。

歩けど歩けど瀧は見つからず・・・。
いつになったら着くんだろう(´;ω;`)ウッ…800mって最初の看板にあったけど、登坂ばかりなので、15分~20分位は歩いた感覚があります。

案内版が出て来ました。もうちょっとです。

着きました!曼陀羅の瀧

あれ、水がない!!
瀧になってない・・・・(´;ω;`)ウッ…
わずかに水が流れた形跡はありますが。

まだ枯れてないだけ良いけれど・・・
しかし森に囲まれていて、なんというかいろんな視線を感じました。森の主や修験者達でしょうか。神聖な場所を穢されにきたのではないかと監視しているような感じです。

下の方を見ると、矢印の所にちょろとちょろと水が流れていたのを発見。
また、ここには霊気があり、時々炎のようなものが見えました。
穢れないように空海が結界を張っていたのかもしれません。不動明王のエネルギーも感じました。どこかに祀られていないか
探しましたが、特任石像のようなものはありませんでした。
回りの精霊などの警戒が解かれたようで若干空気が和んできました。

弘法大師が名付け、修行場としても使っていた曼陀羅の瀧。
また、中里介山(なかざとかいざん)の小説『大菩薩峠』で、主人公の机龍之介(つくえりゅうのすけ)が、失明寸前の時、この滝で洗眼し全治したというシーンがあり、それで有名になったそうです。

その他、龍神村殿原地区に『安倍晴明神社』や晴明が妖怪を封じたという『猫又の滝』があるそうです。猫又の妖怪話はこちら☟をご参考に

龍神村は年々過疎化が進み、村はこじんまりしています。
温泉以外には山々に囲まれ、川魚のアユ・アマゴ・アメノウオ釣りの名所としても有名だそうです。

続く。

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