黒沼神社:瑞獣「角端(かくたん)」が護る神社(福島県)

金華山から仙台へ戻り、翌朝郡山へ新幹線で移動。
レンタカーを借りて黒沼神社へ向かいました。
黒沼神社は福島でもいくつかありますが、こちらが元祖黒沼神社になります。

〒960-1246 福島県福島市松川町金沢宮ノ前45

周りは住宅が少なく畑が多いです。こじんまりした所にあります。

参道を抜け手水舎で清めて階段を上がると正面に拝殿があります。


しかし右手にある大きな木に目が釘付け。

洞がありますね。精霊がいそうです。

ビリビリとしてパワーを感じました。
何か上の枝にやってきたようですが、正体不明。
樹齢1300年の御神木だそうです。

拝殿へ進み、ご挨拶と光の設定ワークをさせていただきました。

その後、神主さんがやって来られてお話を聞くことが出来ました。
ちょうど御朱印帳もお渡しすることができました。

こちらは神々の発祥の地ではないかとも言われており1300年と歴史が古く、天照
大御神がお隠れになった場所だそうです。

また、この近くに大きな沼があったそうですが、今は無くなっているとのこと。

聞くところによると、こちらの神社は角端「かくたん」という麒麟が護っていて息子さんが霊力があり聖獣が分かるそうです。先日は索冥(さくめい)も来ていたそうです。

<麒麟とは>
顔は龍、体は鹿でウロコがあり、
牛の尾と馬の蹄を持つ。
非常に穏やかで優しく、足元の虫や植物
を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌う。
王が仁のある政治を行うときに現れる神
聖な生き物「瑞獣」とされています。

<麒麟の種類>
麒麟にも種類があって色で区別されています。
青色・・・聳孤(しょうこ)
赤色・・・炎駒(えんく)
赤色・・・索冥(さくめい)
黒色・・・角端(かくたん)
黄色・・・麒麟(きりん)

※龍遣いで有名な「えしまなおこさん」
がサクメイクエスト(さくめいが移動
した神社等のライトワークをされている)
で来られた場所でした。

<御祭神:水神>
右横から回ると様々な神々様が祀られています。

<御祭神:足尾神>

後ろには大きな松の御神木が。力強いですね。
ここに角端がいるそうです。
角端(かくたん)の姿は確認できない💦

(かくたん、いるなら葉っぱを落としてくださいと頼むと、風が吹き一斉に周辺の葉が落ちて来たので、間違いなくいることを確信。
(ありがとう、かくたん!)

<御祭神:天照大神>
こちらは力強く優しいエネルギーです。色々な感情を調和するような感覚がありました。
昨日はこちらの御神殿の祭事があったそうです。

<御祭神:大山祇命>

<御祭神>

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)・
沼中倉太珠敷命(ヌナクラノフトタマシキノミコトは
三十代目天皇 敏達天皇)のことです。お祀りする神社です。

参拝客は他に2名だけでしたが、神主さんともゆっくり会話ができ有意義なライトワークを行えました。

昔、魔物が出て敏達天皇が退治していた逸話が残されています。

<由緒>
阿武隈川に面した湿地帯の蟹沢村に妖怪めいた魔物の大蟹が現れ、欽明天皇は、大そう心を痛め、皇子の淳仲倉太珠敷命(ぬなかくらふとたましきのみこと)を魔物退治に向かわせたといいます。

皇子様は全力で大蟹と戦い大格闘の末大蟹を退治。
その後、蟹沢の北の方には水熊という妖怪が現われ田畑の作物を食い荒らしたり、村人を襲ったりして苦しめていたと聞き、退治に向かいます。


皇子様は水から出ると急に動きが緩慢になる水熊の特長に気付き、信夫湖の堰を壊して水
を阿武隈川に流し、浅瀬へ追い込んで命がけで水熊を仕留めたそうです。
その時、川の淵についた水熊の足跡へ水がたまり、そこから小さな流れが出来、それが浅
い川になり、浅川村という村名になったとのことです。
村人達を必死に守る皇子様に、村人達は心より感謝しましたが、皇子の傷に気付くものは
いませんでした。

その後、皇子様は水熊に深手を負わされ死亡したという噂がまことしやかに伝わり、その
噂は都まで流れて母君の元へ。母君は皇子様の安否を気遣い、はるばる陸奥へと来ました。
しかし、本当の消息もつかめぬまま、落胆された母君は帰る道々、黒沼という大きい沼に
身を投じ、お亡くなりになったといいます。金沢と浅川の村人達は、それぞれの村に“黒
沼神社大明神”という神社に魂を入れ建立し
、何百年か経った今でも、金沢と浅川の二つ
の神社では、
年末に羽山ごもりという国指定重要無形民俗文化財の祭神事が執り行われて
います。

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