過去生と子供探しの悲しいお話

宮島ライトワークを終えて、帰京前にもビジョンは見ていましたが、改めて自分の過去生をチャネリングしてみました。

宮島での過去生の記憶は3回。
そのうちの1つは特に印象的で江戸時代後期頃に宮島で生まれています。

私は3、4歳くらいの幼いおかっぱの女の子。母親は現在の姉、父は不在。
家は着物など反物を販売しているのか旅館なのか自営業で、私はいつもかくれんぼをして遊ぶのが大好きな子で、よく色々な所に隠れて遊んでいたようです。

宮島の北側にある小さな神社なのか神楽殿みたいな所の下に隠れたりしたこともあり、そこで木に話しかけられている。

ある日、風が強い日に浜にある大きな船の形をした岩の下に隠れ、ここなら絶対見つからないだろうと自信あり気に隠れていたが、そのうち雨も降り出し波も押し寄せて来て、出るに出れない状況になり、そのまま消息を絶ったと思われる。

残りの2つは、1つ少年で現れこちらも宮島で生まれています。
宮島か瀬戸内海のどこかの島で結婚して天寿を全うしている。

もう1つは平安時代の公家で来島して厳島神社へ訪れており、とても感動している様子が強く映像で出てきました。宮島に引き寄せられていたのも納得です。

以前に広島県ライトワーク(弥山①)で
にも記載した「もみじ谷公園」へ到着した時、誰かが子供を探しているビジョンが入ってきた。と書きました。

姉も同じことを言っていたので、私はその時自分の過去世で今見たことがそれと一致したのだと思っていました。
しかし後で厳島の歴史を探していた時にある伝説を知りました。
それが下記の内容です。

<市杵島姫命と大崎上島>


現在日本三景の一つである厳島神社は、又の名を宮島大明神といって世の人々に親しまれていますが、このようなお話が残っています。

 この宮島さんのお祭りの一人である「市杵島姫命」にはその昔、二歳になるお子様がおりました。それはそれは、かわいらしいお子様で姫のかわいがりようは、目に入れても痛くない程のものだったといいます。

 ところがある、日大変な事が起こりました。

姫のかわいがっておられた、このお子様が突然姿を隠してしまったのです。どこへ行かれたものか、誰が連れ去ったものか、さっぱ見当がつきません。姫は大層嘆き悲しんであちらこちらと、あらん限りの力を絞ってお探しになりましたが、その努力の甲斐もなく、とうとうお子様を見つけることはできませんでした。

さて、それからというもの、姫はすっかり元気をなくしてしまわれました。毎日毎日、遠くを眺めては、ほっとため息を尽くばかり。また、どういうわけか雉の鳴き声を聞くと、身にしみて耐え難いといわれるようになりました。

 そして今まで住んでおられた土地を離れ、どこか平和で美しい、安住のできる土地を求めて遍歴の旅に出られたのです。

 瀬戸内海に浮かぶ美しい島を眺めながら船を進めていくうちに、やがて姫は大崎島の神ノ峰を見つけられました。まず、木江浦に寄られ、上陸してみたものの、山道は険しく木が生い茂り、とても登っていけそうにありません。

そこで、船を北西に廻して矢弓の加組の鼻で一休みしていると、大崎の大西では皆んなで海に鳥居を作って、姫の来られるのを歓迎しているのが見えました。
 
 早速姫は、その方に向かって船を進め、神ノ峰に登ってごらんになると、そこからの眺めはまた一段と素晴らしいものではありませんか。姫はこの地こそ安住の地であると思われ、沖の小島に見とれておりました。

ところがその時です。

一羽の雉がどこからともなく飛んでくると、姫の頭上で糞をして逃げていってしまったのです。姫は、日頃から雉を心よく思われていなかっただけに、この出来事を大層気にかけられて、とうとう神ノ峰を立ち去って行かれたといいます。

 そしてその後、大串の外浜で船に乗せられて他の地を求めて、西へ船を進めていくうちにやっと理想的な安住の地を見つけられました。それが今の宮島であると伝えられています。
この民話に出てくる市杵島姫命が立ち寄られたゆかりの地、木江、矢弓、大串には姫を祭る厳島神社が建立され今日に至っている。
また、姫を迎えた大西にはその昔、海であった場所に伝説の大鳥居の朽木が残っており、また八幡山の西南西、鹿の池谷にかって大西厳島明神鎮座の旨が文政二年(1819)の中野村の国郡志御編集下弾書出張控に記載されている。

厳島伝説

確かに雉のビジョンも厳島神社の参拝中に見ていたので、なぜ突拍子に雉が出てきたのかその時は不思議に思いました。

後でもう一度チャネリングしたところ、やはり子供を失くした神様的な存在がいらして大変お子様を可愛がっていた様子が見えてきました。

それが市杵島姫命かどうかははっきりとはわかりませんでしたが、私の過去生で子供時代、親が必死で探していたことと同調したせいか、そうしたビジョンと繋がりこの伝説に導かれたのだと感じ取りました。

「悲しみや苦しみ」という思いは伝わってこなかったけれど、お子様が生きているのか亡くなっているのかさえ分からず、辛い日々を過ごされ、それを乗り越えて今は神のお役目をきちんとなさっていらっしゃるのです。

神様も実は人間と同じで様々な体験をされて成長していかれるんです。
おそらくこの伝説は事実だったのだろうと、私の中で確信に変わりました。
こうした話し以外にも宮島には謎めいる部分がいくつかありそうです。

弁財天様は金運や芸能運だけではなく、安産運などもご利益があるので、女性へのサポートに心強い神様でいらっしゃいます。

宮島に限らず弁財天を祀っている神社は数多くありますので、気になる方は参拝されてみると良いでしょう。

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