「吉祥龍穴の黒龍と善女龍王」(奈良県)

日本三大龍穴の1つと言われているらしい。
「吉祥龍穴」
室生龍穴神社の奥宮になります。
室生龍穴神社を出て左、室生寺とは逆の方へ県道28号を進むと左手に「吉兆龍穴」の案内版が見えてきます。
室生龍穴神社から車で2,3分、徒歩で20分程です。

駐車場は4,5台程度しか置けず、途中の道が狭いらしいという情報があった為、途
中の道幅が広く安全そうな路肩に停め、徒歩で行きました。
山道なので最初は上り坂になります。

蛇行した坂道が続きます。冬だったので歩いて体が温まりました。
しばらく歩くと天の岩戸が見えてきました。

<天の岩戸>
手前左側の方が開いていたので、ここに駐車できたのかな。
天の岩戸が開いた時を連想させるような大きな岩が二つあります。この岩は割れたように綺麗な形をしていますね。天照大御神が祀られています。

岩の間に入るとパワーが宿るみたいな事を言われていますが、私的には胎内に入ったような安心できる心地良さを感じました。ここに精霊なのか、何か他の生命体がいるようでしたが、守っているようでしいたが、姿は見えませんでした。

少し先には稲荷神社があります。
ご挨拶させて頂き、天の岩戸全体に光の柱を降ろすワークでご奉納させて頂きました。
ここから5分もしない所に吉兆龍穴があります。

<吉兆龍穴>

鳥居が見えて来ました。その先に車を停めるようです。

早速下へ降りて行きます。

遙拝所に到着。
土足厳禁なので用意されているスリッパに履き替えます。

榊が飾られていました。
奥に見える柱状節理の洞窟に龍神がいらっしゃいます。
ここからご挨拶し龍神祝詞を唱えさせて頂き、光の柱を設置させて頂くワークを行いました。
龍神の合図で祝詞の途中からずっと突風が吹いていて、喜んでおられる様子でしたね。

ワーク中に東洋人の女神が姿を現わしました。
龍穴上空の遠い場所ですが姿ははっきり見えます。
金色でとても煌びやか。仙女と観音様をMIXさせたような清純な美しさと優しいエネルギー。この方はどなたかな・・・と記憶を巡らせていたら、ふと逸話を思い出しました。
もしかしたら善女龍王では(; ゚ ロ゚)!

<逸話>
室生龍穴神社に祀られている善女龍王は、もともと奈良の興福寺の近くの猿沢池に棲んでいました。
ところが、奈良時代に帝の寵愛が薄れたことを悲嘆した采女(うねめ)が池に身投げする事件があり、喧騒や穢れを嫌った龍王は春日山の山中に潜み、さらに室生にやってきてこの地に棲まわれたと伝わっています。

<善女龍王>
仏法を守る八大竜王の一尊である沙掲羅龍王の三女のこと。
824年淳和天皇は長引く干ばつに対して守敏と弘法大師に雨を降らせるよう命じた。
守敏が7日間にわたって修法を行うも効果は少なく、次に空海が神泉苑にて修法を行うが1滴の降雨もない。調べると空海の名声を妬む守敏により国中の龍神が瓶に閉じ込められていた。

「善女龍王」だけは守敏の呪力から逃れて、天倖(北インド)の無熱池にいることが分かった。空海は更に2日間の延長を願い出て、善女竜玉を神泉苑に呼び寄せ祈雨の修法を行ったところ、九尺(270cm)の大蛇の頭の上に乗る八寸(24cm)の小さな金色の龍が
姿を現し、たちまち雨が降り始めた。その雨は3日3晩日本中に降り続いた。

こういう面白い逸話がありますね。

前回の高野山で善女龍王社に伺えていなかったので、今回伺う予定でしたが、高野山行きがダメになった為、お話する機会を逃したと思ってましたが、こちらでお会いできるとは!

そういえば、室生龍穴神社の拝殿は善女龍王が祀られていましたが、そこでは姿は見られませんでした。(逆に違う存在が見えましたが。なんかダースベーダ―みたいな真っ黒い服を着た存在が見えたんですよね。聖徳太子が関わっているのかな。)

さて、洞窟の方ですが、洞窟というよりは宇宙を連想。
宇宙の濃い藍色の中に佇む黒龍という感じです。力強いのですが、近年こちらの参拝者が増えみんなが言いたい放題の願い事を言うのでパワーが枯渇しているようです。
参拝に来られる方は願い事だけを言うのではなく、感謝を伝え、龍神祝詞を唱えてあげてください。
それから今年龍がとても活発に活動していますが、その大半は地震を止める為に動いています。彼等も怪我をしたり消滅したりしますから、どうか龍神祝詞や祈りを唱えて力になってあげて欲しいです。

帰り道は美しい光を浴びることができ、森の龍達も喜んでいたようで良かったです。

坂道を下る途中で細長い龍雲が出て来たのがちらりと見えました。でも森の中なので見えにくい。
車まで戻り山を降りて道路の開けた所で写真を撮りました~。あまりにも長くて一枚で収まりませんでしたね(*゚∇゚*)


招雨瀑の滝(しょううばくの滝)
冬の為水量が少なく滝っぽくみえません💦

<由来>
招雨瀑(しょううばく)は奈良の木津川大阪の淀川の水源にもなっており「吉祥龍穴」では、古代から龍神への祈りが捧げられてきた場所として、神聖な「磐境(いわさか)」とされています。

<吉兆龍穴>
〒633-0421 奈良県宇陀市室生
室生龍穴神社から車で2,3分。徒歩約20分
社務所:無し
トイレ:無し
MAP:

http://妙吉祥龍穴

 

カテゴリー: 神社・お寺・旅, 近畿 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA