崖観音(がけかんのん)
3月10日千葉県のライトワークへ行って参りました。
普門院船形山大福寺(真言宗智山派)
なんとこちらは観音様が崖にいらっしゃるそうです。
電車では館山駅の1つ手前(東京方面)の那古船形駅から徒歩15分位。
私は館山からバスで行きました。
<本堂>
平日なので人が殆どいません。綺麗に整備されています。
ご挨拶した後に観音堂へ。
ちょっと急な階段を上って行きます。中々の崖ですね。
崖を削って建てられたんでしょうか。
途中、お不動様もお祀りされていたのでご挨拶。
朱塗りの観音堂が映えますね。
「崖の観音」と呼ばれ、地元民や近隣の人たちから信心され参拝されています。
<ご本尊>
十一面観世音菩薩
奥に鎮座されていらっしゃいました。
本尊は、717年行基が東国行脚の折に神人の霊を受け、地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、山の岩肌の自然石に十一面観世音菩薩を彫刻したと言われています。
ご挨拶をしてこの地の安全と繁栄を願い天と地のワークをさせていただきました。沢山彩られた天井絵が素晴らしい。
海が見え見晴らしも抜群ですね。穏やかな海に癒されます。
正面は館山の洲崎の方でしょう。
ご本殿を降りた反対側は諏訪神社があります。
<諏訪神社>
崖の前に立つ新しい社殿です。
こちらと奥にあるお稲荷様にご挨拶しました。
<稲荷社>
切り立つ崖が迫力!!Σ(*゚д゚*)
<崖観音:由緒>
延暦寺の最澄の弟子で第3代天台座主となった慈覚大師(円仁)が当地に来錫した折に堂宇が創建されたそうです。
江戸時代(1653年)2月に観音堂が火災にあい、朱印・什宝・伝記等消失。
正徳5年(1715年)には観音堂が再建され、朱印も復旧されたものの、明治43年の大豪雨により土砂崩れで本堂・庭園とも倒壊。
さらに大正12年の大震災で観音堂、本堂が倒壊し、御堂は大正14年に、本堂は昭和元年に再建。その後、海風などの影響も大きく経年劣化による観音堂大改修を、1年半かけ行い、平成28年7月に無事完成し現在に至る。
幾多の苦難を乗り越えて来られたのですね。
県内最古の磨崖仏といわれ、昭和45年に館山市の有形文化財に指定されています。
<崖観音>
住所:〒294-0056 千葉県館山市船形835
駐車場:有り。狭い為、富浦側にある大型駐車場用を利用すると良いらしい。
社務所:有り。
トイレ:有り。
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