先日は仕事について記事にしましたが、今回は続編。「良い上司になるために」をテーマにしてみました。
特に部下からも上司からも板挟みになりやすい中間管理職のポジションは何かと気苦労も多いことかと思います。
私自身も過去に部下に指導していた時は頭を痛めていた日々がありました。今思えば自分がいかに未熟だったかがよく分かります💦
「良い上司になる為に」力み過ぎたり、考えすぎたりしていましたが、当時は一番大事なことを忘れていたようです。そしてそれはとても単純明快な答えでした。
<一番大事なこととは>
「その人の幸せ」を考えることです。
私は部下が成長してもらう為に、と思いながらも、会社の為にみんなが意欲的に且つポテンシャルを上げる為にはどうしたらいいのかを考えていたのです。
また、「社会人としてこうあるべき」「会社員としてこうあるべき」
所謂「あるべき論」で諭し、当時はそれが正しいと思っていました。自分で会社を選択して働き、お給料を頂くのだから、会社に貢献するのは当たり前でしょうと。
「その人の幸せ」よりも「会社の発展」が最優先だったんです。
部下は組織の一員の前に、ひとりの人間であり、それぞれには人生があります。その人生をしっかり考えてあげていなかった、と私は後で反省しました。
<人の幸せを願う>
その人の幸せを本当に願うならば、真剣に考え、適切な言動が自然と表現されるようになります。
最初は多少上手くいかないことがあっても、真剣さや誠意は相手に伝わるものです。何故なら純粋な波動だからです。
そして素直さと謙虚さを持つことです。
どんなに恰好が悪い事が起きても、ごまかさず、風見鶏にならず、自分が正しいと思うことを恐れることなく堂々と伝えることが出来れば、上司であれ部下であれ、あなたを信頼する人は増えていくでしょう。
様々な問題に直面し対処するにはそれなりに経験が必要になりますが、基本を守っていれば、ズレることはありません。
<毎日が気付きの連続>
過去の学園ドラマに「熱中時代」や「3年B組金八先生」、「ごくせん」とかありましたが、子供の頃はこういう先生だったらいいな、という憧れを持った方も多いと思います。
私は社会人になってから、色々な失敗を繰り返しながらも、幸運にもそういう上司に出会い、自分を見つめ直す事ができました。
(そういう人との出会いが無い(´;ω;`))
と思われる方も、ドラマやアニメの主人公や、本に出て来る登場人物に憧れたり、興味を持ったことはあるでしょう。
人生であなたを導く「きっかけ」は必ず誰にでも訪れています。
あなたが気付かないだけで人生の中ではいくつもあなたの前に現れているのです。
ですので、そういうきっかけ(所謂チャンス)を掴み、気付いていくことがポイントです。
<とことん真剣に>
上手く行かないのは、真剣に考えていないからで、他者のせいにしたり、自己否定していることが多く、結果的に実を結ばない時間の浪費をしているだけに終わります。
毎日真剣に考えてさえいれば、出し尽くすまで出して、あの手この手でチャレンジして、それでも分からないことがあれば天から助けが降りて来ます。
(助けとはあなたが気付きやすいサインのようなものです。)
宇宙の法則はそういうものです。
<物事が上手くいく「調和」の状態>
「その人の幸せ」をまず考えるようになると、脳がポジティブになり、些細な変化にも気付くようになります。
コミュニケーションが増え、信頼関係が深まっていき、やがてチーム全体の結束力が強くなり、その部署は飛躍的に伸びて行きます。
勿論仕事も毎日が楽しくなりますし、仲間という意識が家族に近い関係にさえ思えてくるでしょう。
(チームでは部長が父親で次長が兄で秘書的な役割が母で・・・みたいな感じ)
元々私達人類は同じソースの元で生まれた兄弟なのですから、「家族」という感覚はその通りで、それは調和が取れた波動が高い状態と言えます。
上司も部下も私達はそもそも、その調和が取れた状態を一番望んでいるのです。そうなると上手く物事が運ぶようになります。
上のポジション程、重責になるため、全体を把握しておかなければ務まりませんが、会社という枠組みの前に、私達はご縁があって出会っている、誰もが大切な存在であるということを忘れないでおきましょう。