<鯨類祭り>
海のワークはいつもワクワクします。
なぜなら鯨類はとても高度な能力を持っており、交信してくるからです。
今回も不思議な光景を見ることができました。
最初はシャチだけが現れていましたがなんと、この時期にナガスクジラとミンククジラも出て来ました!
実は今朝姉と今年はナガスクジラを見ていないから、見たかったな~。
と話しをしていた矢先でした。
この会話が過去形なのは、出没時期が大体5月~6月で、毎年来る時もあれば2年に1度の時もあるからです。
ミンククジラは6月頃までですが、7月にも見られることはあります。というわけですっかり諦めていたのですが・・・。
6月に数回出てもういなくなったと思っていたナガスクジラ。何故まだいる?
という疑問に「今年はほっけが大漁」と言っていた船長の言葉を思い出し、プランクトンが沢山いることで、長居をしているんのかなと思いました。
それにしても嬉しい。
なんだか口に出すと直ぐに実現するようでコワイですが💦
他船の方にいたナガスクジラが、急に姿を消し次に現れた時はこちらの船の直ぐ傍でした。興味津々で遊びに来たようです。
体の一部しか見えていませんが、全長25m~27m。クルーズ船よりも遥かに大きいです。(末尾リンクの動画からその様子が分かります)
クルーズ船とシャチならこんな感じです。
なのでシャチが子供のように見えました。
ナガスクジラに接近するシャチ
上の画像を見て、シャチが真っすぐナガスクジラに向かっているので、襲われるのではと冷や冷やされた方もいらっしゃるでしょう。
私も若干そうなりましたが杞憂に終わりました。
シャチはアザラシやクジラを襲う生態系では頂点に君臨する獰猛な動物、という印象が強いかもしれませんが、それは一面に過ぎません。
シャチには4タイプいて、採餌は大まかに下記に分かれます。
・魚を捕食するタイプ
・哺乳類捕食するタイプ
・どちらも捕食するタイプ
羅臼にはこれらのタイプがやって来ますが、魚が豊富であれば哺乳類は襲わないと言われています。
特に体の大きな鯨類の狩りは難しく失敗のリスクも高いからです。
実際この羅臼の海で過去に鯨類が襲われたことが確認されたのは1回だけ。
私自身幸いにもそうした光景に一度も遭遇していません。
もし獰猛なシャチなら、クジラがこんなに呑気にシャチと一緒に泳ぐことはないのでしょう。
今回のナガスクジラは海面に体をよく出す個体で、しかもゆうゆうとシャチと一緒に泳く変わり者。こんなナガスクジラは見たことがありません。
今度は右側に浮上してお客さんを驚かせました(^▽^;)
とても楽しそうでしたね。
そしてもう一頭の変わり者がこちら。
ミンククジラもこれまた普段は背中を一瞬しか見せないのに、何度か顔を出していました。海面から体を見せて長く泳ぐのは大変珍しいと船長も驚いていました。
<鯨類の共演>
ナガスクジラ:全長(雄)25m~(雌)27m
ミンククジラ:全長(雄)8.1m~(雌)8.9m
シャチ :全長6〜8m~(雌)5〜7m
シャチ&イルカ
シャチ&マッコウクジラ
シャチ&ミンク
これらのツーショットで泳ぐ姿はこれまでも目撃して来ましたが、3種が一緒に泳ぐのは初めて。
スタッフも「この光景は羅臼初」と感動していました。
私達はあまりにも既成概念に囚われ過ぎていたのかもしれません。
凄く波動が高くて彼等と一体になった感覚がしてハートが暖かくなりました(o^∇^o)
知床ネイチャークルーズ – 本日のクルーズ動画です! 午前便では、なんと シャチ、ミンククジラ、ナガスクジラが… (facebook.com)
続く。