丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)(1)

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

2024年元旦
この日最初に訪れたのが和歌山県にある丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

ここに昨年より伺いたくて、元旦当日叶う事が出来ました。
幸いにも雪が積もっていなかったので、途中間違えた細い山道もなんとか無事に通って来れました💦

丹生都比売大神(女神)は神領高野山を弘法大師へ授け、高野山の総鎮守、真言密教の守護神として1700年以上前より御守りしています。

御守りや破魔矢など色々!
ご神犬の紀州犬「すずひめ号」会いたかった~。
毎月16日に公開と書かれていました!元旦はお休みかぁ~(´;ω;`)ウッ…

りっぱな楼門が見えます。入母屋造・檜皮葺き丹塗りの楼門です。
左手は火を焚いていたので、曇っていて寒かったこともあり、ちょっと暖まりました。

さて、こちらの丹生都比売大神(女神)様は皆様もご存知の方です。

奥に4つの社殿があります。

第一殿
HPでは天照大御神の妹神とされている丹生都比売大神ですが、実際はこちらの女神は瀬織津姫のことです。
御祭神が瀬織津姫様ということもありますが、実は高千穂に行った際の体験でどうしてもこちらに伺いたくなったんです。(その体験は下記紺色文字にて)

第二殿
高野御子大神(たかのみこのおおかみ)
白と黒の犬を連れた狩人の姿に化身し、弘法大師の前に現れ、この白と黒の犬に案内をさせ、弘法大師を丹生都比売大神の待つ天野の地へと導いたそうです。
導きの神・みちひらきの神として信仰され、そのお使いの御神犬も「みちびき犬」として親しまれています。

<高千穂の出来事>
私はこちらに伺う前に宮崎県高千穂の瀬織津姫様が祀られている神社へ参拝に伺った際、ビジョンで白と黒の昔風の絵に出るようなの犬が出てきました。なぜ瀬織津姫の所に黒と白の犬が出てくるのかその時は分かりませんでした。

その後、年末年始に奈良と和歌山のライトワークを計画した際に、ある人の動画をたまたま見た所、それが丹生都比売神社でした。
すると絵馬に白と黒の犬が出てきたんです。あのビジョンに出て来た犬だと直観しました。その犬は高野御子大神が連れている犬だったんです。

瀬織津姫の息子とされる高野御子大神が高千穂の瀬織津姫神社にも祀られていたことになります。(瀬織津姫神社はこじんまりとして神様名の記載もないのです)
そういうわけでこちらの丹生都比売神社へどうしても行きたくなったんですね。

 第三殿 
大食都比売大神(おおげつひめのおおかみ)
五穀に象徴される農業と食物を司る女神丹生都比売大神の「往昔の友(旧友)」とされ、鎌倉時代の託宣により、越前の気比神宮から勧請されました。

第四殿 
市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
安芸の厳島神社から勧請されました。

ご挨拶をした後、光の設定をさせて頂きました。
混雑していたのでゆっくりできなかったのが残念ですが、温かく力強いエネルギーを感じることができました。

<佐波神社>
創祀に関わる三沢明神(奥之沢・中之沢・柳沢)をはじめ、上天野地区の諸社を合祀した神社。南方熊楠らの運動により、神社合祀政策が廃止され三沢明神は元の鎮座地に戻されました。

~丹生都比売神社に関する話し~
<弘法大師と御社>
弘法大師は、高野山上に壇上伽藍を建設するにあたり、始めに丹生都比売大神と高野御子大神をお祀りする御社(みやしろ)を築きました。
檀上伽藍の記事で紹介した御社のことですが、ここはご神気が凄かったです。

高野山の僧侶だけではなく、巡礼者や参拝者の守り神とされていますが、お詣りに来た方も護られているのが分かりました。

<丹について>
この「丹」という文字ですが、魔を退ける力があるとされ、現在でも、神社仏閣を赤く塗り(丹塗り)、お祝い事に赤を用いるのはこの丹に由来するそうです。
丹生都比売大神は、「丹」を司りあらゆる災厄を祓う女神です。

また、辰砂からは水銀を精製することができます。「丹」には水銀が入っており、微量なので病気の治療に古くから使われてきました。
不老不死をもたらし、卑金属を金へ変えると考えられ、洋の東西を問わず神秘的な力を持つとされてきました。

<蒙古の襲来>
鎌倉時代、丹生都比売大神が元軍の襲来を予言すると共に、大神が日本の神々の先陣として出陣され、七月までに戦いは終わると託宣。襲来した元の大軍は、閏七月一日の暴風雨により大敗。
鎌倉幕府は元寇の勝利国宝・銀銅蛭巻太刀拵をはじめとする宝刀の数々を献じ、当社を紀伊国一之宮と定めました。

続く。

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