飛驒一宮水無神社(岐阜県)と位山のプレデター


<飛驒一宮水無神社(ひだいちのみや みなしじんじゃ)>

映画「君の名は」のモデルとなり、アニメ
「氷菓」の舞台にもなったこちらの神社へ伺いました。


境内はすっきりして広いです。
<稲喰神馬(いなはみしんめ)>
右手には2体の神馬が祀られています。
かわいいですね。

稲喰神馬(黒駒)
昔々に毎夜厩舎を出て農作物を荒らし、収穫の頃の稲穂を食ったとして村民が黒駒の両目を抜き取ったところ、以来耕作地を荒らすことが止んだと伝えられます。

左甚五郎作

この黒馬は左甚五郎が少年の頃に彫刻したといわれ、体のどこかに隠し枘があり、それを抜けば忽ち解体されるという。

祈晴の神馬(白駒)
古来祈晴れの神馬として連日の降雨、毎年例祭前の祈晴祭には神前に黒駒と共に引き揃えて祈晴祭を執行する古例があります。元は黒い馬で白に塗り返られたそうです。

<拗の木>
昔、境内大鳥居の横に目通り径1.5m、高さ数10メートルもある桧の大樹がありました。しかし社家や民家が大樹により日蔭になるので里人たちが伐って普請に使おうとしたところ、一夜の中に幹はもとより梢に至るまでねじ曲がってしまったいわれのある木。

<白川神社>
合掌造りの里白川村の長瀬と福島、それぞれの集落にあった氏神白山神社を水無神社に遷座、両神社を合祀し白川神社として創建されたそうです。

水無だけに境内は美しい水の流れが描かれています。

拝殿へと進みます。
<本殿>
本殿の敷地も広いですね。

<御祭神>
御歳大神(御年大神、みとしのおおかみ)
十四柱の相殿神

<摂社>
神明社   天照皇大神
天神社   菅原道真公
中島社   天之水分神・国之水分神

社名の水無は諸説あり「水主(川の水源をつかさどる神)」の意味

お祈りをしていると、上空に大きな水の柱のようなものが見えました。それは昔の床屋さんみたいにくるくる斜めに回る機械と似ています。とても力強く多くの水を放出しその流れが境内全体に広がっていました。
(うわーすごいな~。これは素晴らしい。)
水を司る神社だけあります。なるほど、これで常に清められているんですね。境内の砂利に沿うように「気」が流れて広がるようになっています。道理でこの場所は常に浄化され人の気配を消しているわけですね。

そして瓢箪が大きく中央に出てきました。(なんで瓢箪が?)とその時思いましたが、後で神社のことを調べた時、御神紋がが「水瓢箪紋」と呼ばれる瓢箪を象ったものだったことが分かりました。

川沿いにある稲荷社へ。

<末社>
稲荷社:宇迦之御魂神

1つの紙垂が帰る時まで何度も揺れていてくれましたね。

こちらの反対側、駐車場に近い場所にある絵馬殿。干支の絵とか色々飾られていました。

<絵馬殿の歴史>
1778年の百姓一揆「大原騒動」の際に、神主の山下和泉、森伊勢の両名が農民に加担したとして処刑され神主が不在となり、信州より神主の梶原伊豆守家熊が招かれた。
その後家熊は唯一神道とし、仏像・仏具と社殿を破却、移転、改築を進めたが拝殿は取り壊しを免れた。
やがて明治時代を迎えて、社殿の造営を行ったが神明造りに統一した際に不釣合いとなったので取り壊しが行われた。氏子達はこれを惜しみ建材を保管して、明治12年に拝殿再興を願い出て浄財を募り、元の位置に復元した。

<水無神社(みなしじんじゃ)の大杉>
こちらの御神木は樹齢およそ800年県指定天然記念物となっています。
とても背が高く6.45mあります。

<位山>
奥宮が位山になります。
宮川の源流位山は日本を表裏に分ける分水嶺となっており、出雲民族が宮川を遡って飛騨にやってきたとき、水源にそびえる位山を御神体として崇め、農業や開拓の神である御年神を祀ったのが始まりとされます。水主の神の坐す聖域、神体山としてこちらにあるイチイ木でしか天皇家の笏(しゃく)を作っていないそうです。
平安時代から水無神社が上納しているとのこと。

<位山のプレデター?>
位山の山頂近くまで車で行ける道が滑落して現在通行止めとなっているそうです。
リフト側から徒歩で登れますが山頂まで数時はかかるでしょう。
また最近は熊の人身被害も出たとか。道は整備されていない為、険しく見通しが悪いです。

ちなみにこの山にはUFO目撃情報が多いんですよね。私も不思議な体験があって宇宙的存在(プレデターみたいな)ものを見た事があります。綺麗な青色がかった透明の存在。
木々から飛び出して来てすぐに元の場所に引っ込んで行きました。
悪い存在ではないと思いますが、いずれにしてもここは宇宙で大事な要となる場所なので邪魔しないように、今は人を登らせない為に道が滑落したり、熊が出てきているのかもしれません。何かの準備をしているのかも。

<由緒>
古来、水無神は、神通川(宮川)と飛騨川の分水嶺、水源である位山に鎮座する水主神として水徳を仰がれ、生命、特に農作物に実りをもたらす「作神(さくがみ)様」として信仰されてきました。
ゆえに農耕の祖神、養蚕・畜産の守護神、延命長寿(健康長寿)の守護神として御神威が高いとされています。

<飛驒一宮水無神社>
住所:岐阜県高山市一之宮町5323
社務所:有
トイレ:有
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