大神神社は度々こうした白蛇さんの雲が出現していました。
くすり道を通ります。
大神神社から、狭井神社までの道で製薬会社の協力で道の両脇に薬草や薬木が46本植えられています。
途中、右手にある磐座神社に着きました。こちらについては別の記事にしますね。
(狭井神社の記事が長くなってしなったので)
さて、大神神社の摂社である狭井神社。
正式名は狭井坐大神荒魂神社 (さいにいますおおみわのあらみたまじんじゃ)
この長い名称は御祭神のお名前からきています。
御祭神:狭井坐大神荒魂大神(さいにますおおみわのあらみたまのおおかみ)
こちらの際神社と大神神社は御魂がそれぞれ違います。
狭井神社の神様の荒魂(あらみたま)⇒荒魂は勇猛果断で能動的な側面
大神神社の方は和魂(にぎみたま) ⇒和魂は穏和で調和・平和的側面
和魂は更に2つに分かれます。
幸魂(さきみたま)⇒運によって人に幸を与える働き
奇魂(くしみたま)⇒奇跡によって直接人に幸を与える働き
神道では参拝の際に唱える言葉として
「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
「はらいたまい、きよめたまえ、かむながらまもりたまい、さきわえたまえ」
お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せを賜りますよに
特に決まりはないので下記に変えて唱えることも。
「祓え給い、清め給え、神ながら寄給い、幸え給え」
守り給いを「奇給い(くしみ)たまい」へ
神社に行かれた際は、最初に唱えてその後、お願い事を伝え、そのお願い事はできるだけ具体的な方が伝わりやすいですよ。
<伊勢神宮について>
伊勢神宮も荒魂が祀られていますが、実際は天照大御神の荒魂ではありません。
荒魂ではなく瀬織津姫を祀られています。
そして天照大御神は男性神だったこともあります。(お役目で神様が代わる)
瀬織津姫は重要な女神であり、色々なことを公開すると不都合な人達が出て来てしまうので、ずっと隠されてきた経緯があります。
狭井神社の境内は夕方だったせいか人も少なく閑散としていました。
ご挨拶に伺うと、ちょうど中でご祈祷をされていたようです。
一緒に浄化と光のワークもさせて頂きました。
荒々しい感じよりは優しく暖かいエネルギーでしたね。
拝殿の左奥に回るとお水取りがありました。
「薬井戸」と呼ばれる三輪山から湧き出る御神水(ごこうすい)は万病に効くのだそう。早速、頂きました。冷たくて美味しかったです。
神社の「狭井」とは、神聖な井戸、泉、水源を意味しています。
<「三輪山」への登拝について>
三輪山登拝には、「狭井神社」で受付しています。
ただこの登山、ハイキングのような感覚では行けません。
登山というかお参りなので「登拝」と言われています。
三輪山は登拝を目的として開かれている為、山中での飲食(飴などのお菓子もすべて)NG、写真NG、煙草NGです。(水はOK。奉納物は全て持ち帰り)
登拝前に紙でできた人形の形代を頂くので、その人形で体を祓ってから上がります。
私は、山はできるだけ上らない方が良いと思っています。
なぜなら人間が出すゴミとか、念とかを置いて行かれるからです。
他の場所にしても、人間が勝手に山を切り開き、便利なように道路を作ってしまい、人がずかずか入っていくので穢れてしまいます。本来は遥拝所だけで山には入れないようにして、できればそっとしておいた方が山にとっては良いのかなと。目に見えない色々な存在もいますからね。
あくまでも山に入る時は登拝や自然の癒しを目的とした方がいいでしょう。
また、そこに住まう神々や精霊、動植物が自然の営みに従い、豊かな自然を育んでいるのでお邪魔させて頂くことと、この自然の気に触れさせて頂いたことに感謝して、「ここに来て気持ちがクリーンになり幸せな気持ちになった。ありがとう」など、気持ちを山に伝えると、神々や精霊達は喜び、安全に下山できるでしょう。
狭井神社の手前、鳥居に入ってすぐ左手に市杵島姫神社があります。
市杵島姫様は忙しい方なので、どこの社へ参拝しても大概は不在の場合が多いです。伺った時も不在でした。
ただ、代理の方がいらっしゃるので、お願い事や伝えたいことをお話しすると良いでしょう。
続く。