丹後一宮 元伊勢 籠神社(このじんじゃ)京都

<籠神社(このじんじゃ)>

こちらも眞名井神社同様に、数年前に伺ったことがあります。

その時は自転車をレンタルして全長3.6kmの天橋立を横断してこちらへ。
通るだけなら20分、徒歩なら50分。
天橋立にも途中に神社がありライトワークしながらだったので意外と時間がかかりましたね。
<手水舎>
涼し気ですね~。

狛犬さんは暑いのに元気!
神門前に鎮座する狛犬は鎌倉時代の名作として重要文化財に指定されているそうです。

その昔、狛犬に作者の魂が籠もり、
天橋立に出ては暴れ、通行人を驚かせていたそうです。
岩見重太郎がその話を聞いて待ち伏せし、狛犬の脚に一太刀浴びせたところ、社頭に戻り、魔除けの狛犬として霊験あらたかになったのだそう。
阿形の狛犬の右前足は割れて鉄輪が嵌められているがそうらしい。
そんな狛犬さんだったのか(笑)

<拝殿>

残念ながらここからは撮影禁止。

殿様式(神社建築最古の様式)だとか。厳格な雰囲気です。

主祭神:彦火明命
※邇邇藝命の兄弟神。

ご挨拶をして光を結ぶワークをさせて頂きました。

<摂社>
右手奥にあります。
蛭子神社(恵比寿神社)

<相殿>
豊受大神
天照大神
海神’(わたつみのかみ)
天水分神(あめのみくまりの)

ご挨拶をして最後に亀に乗ったブロンズ像の前に来ました。
パッと目で見た感じが大国主命みたいで。

そういえば、亀さんはあまり活躍していないなぁ・・・とふと思った時、「これからだよ」と声がしました。
(今のは亀さん?それとも神様?)

そうか、これから活躍するんだね。それは楽しみ。ありがとう。

ところでこの亀に乗った人、誰だろう?
髪を大和結びしているので神様なんでしょうが。
近くの立看板を除くと記載されていました。
<倭宿彌命(ヤマトスクネノミコト)>

あまり聞かない名前だな~( ̄Д ̄?)(かなり失礼)
そろそろ授与所へ戻って御朱印帳を受けらないと、と思って行こうとしても、なんだか足が動かない。
ということはこの人に引き留められているのか。
(これから私達も動くから、あなたたちも動くんだぞ)
そんな風に言われているみたい。なんだか圧力がある。
(わかりました!ありがとうございます!)とお辞儀をして授与所へ移動しました。

後で調べたところ、
神武東征において登場する倭国造の祖、神武天皇が東征において速吸門で出会った国津神で、船路の先導者となる。神武天皇に献策して兄磯城を挟み撃ちにより破る。また神武天皇の即位後に褒賞として倭国造に任命された。

そういう方だったのか。

そういえば過去に来た時も見ているけど、その時も確かになんだか気になっていたことを思い出しました。この方が亀に乗って明石海峡を渡って来たらしい。
それが時空を経て、再び新たな時代を開くべくやってくる。
とても密度の高い、迫力のある神様と亀さんでした。

<むすひ詣り>
授与所で御朱印帳を受け取り、神楽鈴を購入。しかしまだ何か購入し忘れているものがある気がして周りを見回したが、時間が差し迫っていた為、そのまま移動。

後で確認したところ、下記のものがあることが分かった。

むすひ詣り: 真名井神社授与品

新月(朔)と満月(望)には、古来より大切にしてきた天地・万物を生成・発展させる霊妙な力(むすひ)の御神威があり、この縁の日に天橋立を南に望む真名井原に鎮まる籠神社・真名井神社を参拝することを「産霊詣り」と言う。

真名井神社では新月の日、満月の日に参拝する「むすひ詣り」には特別な授与品があります。新月の日には黒色、満月の日には白色の御守をご参拝頂いた方、お1人様1体のみ籠神社の授与所にて授与している。

これだったのか。でも今回伺った日は生憎、新月や満月ではなかったけれど、似たようなお守りはあった。
それを購入するよう言われていたみたいだったのに、スルーしてしまった💦

次回は満月、新月の時に合わせて伺うことにしよう。

次は日本三景の一つ天橋立を展望する「天橋立傘松公園」へ、

<籠神社 由緒>
天照大神が今の伊勢神宮に遷られる前に豊受大神と共に吉佐宮(よさのみや)という宮号で4年間暮らした地で、二柱の神様が一緒に過ごされたのはこの地だけだと言われている。また、籠神社の社殿は、最も伊勢神宮内宮の正殿に最も近い。

宮司を務めている海部(あまべ)家はなんと彦火明命から数えて83代目の子孫だそうです。

<名称起源>
別名を彦火火出見命とも云われた彦火明命が、竹で編んだ籠船に乗って、海神の宮(これを龍宮)に行かれたとの故事により、社名を籠宮と云うと伝えられています。

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