赤塚諏訪神社より300m程南下した所にあります。
小高い山を造り登山道を模した道を設け、それに沿って石碑を配して、富士山各所の礼拝所を表現しています。富士塚への登山自体が、富士山登拝と同様の御利益があるとされています。確かに小高い丘があるようです。
鳥居に入る前にちょっと雰囲気が・・・。
(まぁ大丈夫だろう)と気にせず中へ入ったら、そこは闇の世界でした。
途端にゾクゾクと悪寒が。続けて吐き気。(やっぱりヤバかった)見るからに手入れが されていないし荒んでいる。社務所が無い小さな神社なので仕方ないのかもしれませんが。
事前に調べてすべきことをしておけば良かったと思いながら、龍にも手伝ってもらい、浄化ワークを行いました。
順番に周りながら、陰陽師ワークも行い、中央のお社へ。
外側と内側に南京錠がかけられています。妖怪が出て来ましたが、あまり重い存在ではなく、祀られている女神は鬼のようになっていました。
光を降ろしたので穏やかな表情になっていかれました。
でもまだ終わってはいません。
一番ヤバそうなここ・・・。
恐そうな二体の金剛力士の石像が立っていらっしゃるのはこのお堂だけ。
なんだかここは特別な感じがしました。階段を上がると、先程よりも一層両手がビリビリ、体はゾクゾク。(ここはキョーレツ~)
こちらも鬼のような形相の女神が現われました(汗)
だんだん女神が穏やかになっていかれました。なんとか終わって、ちょっと安心。
(さっきより空気が良くなった・・・)
そう実感はしたものの、まだゾクゾク感が完全に消えない。
心がそわそわして何かを訴えています。
お社の裏に「日露戦争戦没碑」というものがありました。
ここも浄化しました。
大分空気が爽やかになりました。
帰宅して調べて分かったことですが、こちらは先に伺った赤塚諏訪神社に元々は祀られていた「十羅刹女」が、神仏分離により、こちらへ遷座されたそうです。
それが、あの金剛力士像が二体あるお堂に祭られたそうです。
地図を見ると赤塚諏訪神社の参道を真っすぐ南へ下ると、こちらに辿る位置からやはり関係があったのかと納得しました。
赤塚諏訪神社から排され、大堂の縁の下に放り込まれていたものをこちらへ祀られたそうですが、荒んでいる現状からも羅刹女がお怒りになっていたように感じました。
こちらの神社の続きは→赤塚浅間神社(富士塚)の快
十羅刹女(じゅうらせつにょ)
ってなに?と思われる方も多いでしょう。
十羅刹女とはインドの鬼神の一種で、人を食らって悪行を働いていましたが、お釈迦様より諭され法華経の信者を護ると誓い、鬼神(10神)は善神になったと伝えられています。
<十羅刹女>
1.藍婆(らんば)
衆生を束縛し殺害するので名づく。本地は上行菩薩
2.毘藍婆(びらんば)
衆生の和合を離脱せしめんとするので名づく。
龍王の如く円満月なり、大海に向かうが如し。右手に風雲、左手に念珠を持つ。衣食は碧録。面色は白く、前に鏡台を立てている。本地は無辺行菩薩。
3.曲歯(こくし)
歯牙が上下に曲がり甚だ畏怖すべきゆえに名づく。本地は浄行菩薩。
4.華歯(けし)
歯牙が上下に鮮明に並んでいるため名づく。本地は安立行菩薩。
5.黒歯(こくし)歯牙が黒く畏怖すべきゆえに名づく。本地は釈迦如来。
6.多髪(たはつ)髪の毛が多いので名づく。本地は普賢菩薩。
7.無厭足(むえんぞく)衆生を殺害しても厭わない、飽き足らないことから名づく。本地は文殊師利菩薩。
8.持瓔珞(じようらく)手に瓔珞を持つため名づく。本地は観世音菩薩。
9.皇諦(こうだい)天上と人間の世界を自在に往来するゆえに名づく。
法華十羅刹女法には、膝を立てて座り、右手に裳(も)、左手に独鈷を持つ。本地は弥勒菩薩。
10・奪一切衆生精気(だついっさいしゅじょうしょうげ)
奪一切衆生精気(だついっさいしゅじょうしょうげ)一切の衆生の精気を奪うため名づく。本地は多宝如来。
まだ定期的な浄化は必要ですが、日本にはこのような神社もまだまだ多いことと思います。帰る時は清々しい雰囲気になって気持ち良かったです。