中社から徒歩15分程の所にある火之御子社。
鳥居の横に小さい駐車場がありますが3台しか置けません。この日はシャトルバスを利用しているので、中社から徒歩で行きました。
神道という林道を使えば早かったかもですが、方向音痴だから迷ってもなぁ~と思い、そのまま分かりやすい道路沿い下って到着。
道路沿いを行かれる方は車の通りが多いので注意してくださいね。
他の神社と比べると規模的にも小さくこじんまりとコンパクト。とはいえ、人が少ない割には途切れることなく参拝客が来られていましたね。
<御祭神>
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
ご利益:舞楽芸能の上達、開運、火防、縁結び
天鈿女命の舞で、神々が賑やかに騒ぎ天岩戸から天照大神が出てくるきっかけを作った女神様。
下記の神様も祀られています。
高皇産霊命(たかみむすびのみこと)
別天津神:造化三神のひとり
幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)
高皇産霊命の娘、中社に祀られている八意思兼神の妹、天忍穂耳命の妻
天忍穂耳命(あめのおっしゃほみみのみ)
天照大神の子、神武天皇の高祖父、幡千々姫命の夫
早々たるメンバーです。
遠隔ワークをしている時からビジョンでは天鈿女命と思われる神様が現れました。ふくよかですが目がきりっとして観音像のように凄い後光が差していましたね。
右手に槍のような細長いものを持っていました。天狗の顔も現れたので夫の猿田彦大神と思われます。天鈿女命(全てお見通し)みたいな、ド迫力を感じました。
その上空に左手に剣を持って勇ましく現れたのは天忍穂耳命と思われます。
(本気を出した人には想像以上の展開が待っている)そんなメッセージが伝わってきました。
<西行桜>
帰る時にこの場所が気になって立ち寄ってみると、この右上から中社へ行く近道が。
(なんだここからこれたじゃん)
人々が集まった状況が浮かんできて、なんだか騒々しさを感じて一旦離れたら静かになりました。
後で調べたところ、中央に植えてある木は「西行桜」と呼ばれていて、西行法師が戸隠に訪れた際のエピソードがありました。
<西行桜の由来>
平安時代から鎌倉時代初期の歌人・西行が火之御子社まで来ると、桜の木の下で遊んでいた子供たちが西行を見て、するすると桜の木に登ってしまいます。西行が
「さるちごと見るよりはやく木にのぼる」
(猿の子どものように見えたが、本当にすばやく木に登ることだ)
と、声をかけました。すると
「犬のようなる法師来れば」
(猿とは仲の悪い犬のような法師が来たからさ)と子どもは答えました。西行はこれはただ者ではない、このまま戸隠に
上ってはまずいと参詣を控えここから引き返し
たそうです。
この桜は細いですが、川中島合戦で燃え、代を数回重ねている為当時の桜ではないとの事。
西行法師が上手く子供に言い返されて自己を戒める内容ですが、中々面白いですね。
私ももっと精進して自身を清め高めてから参拝した方がいいなと改めて反省しました(^^ゞ
社務所もなくこちらだけシンプルな神社ですが、澄んだエネルギーが心地良かったです。
<夫婦杉>
こちらの夫婦杉のパワーも素晴らしく、旅の疲れを癒してくれましたね。
火之御子社は無人の為、御朱印は中社か宝光社の授与所で頂くができます。
戸隠神社最後は宝光社へ伺いました。
続く。