抜き出ている大きな鳥居。さてここはどこの神社でしょう。
駐車場からしかも夕方帰る時の撮影したのでイマイチですが、かの有名な大神神社です。鳥居の高さだけでいうと32.2m。(一位はこの後の記事のどこかで出て来ます)
巨大ですね~。
もっと高いと思えた平安神宮の鳥居は9位で、出雲大社は10位。
そして厳島神社が意外にも21位。ただ、厳島神社は木造ですからね。
さすがに鉄筋コンクリートには叶いません。
今回は大神神社のライトワーク。
鳥居をくぐり暫く進むと左手に祓戸社があります。
四柱お祀りされています。
ご挨拶をさせて頂きました。
<御祭神>
瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)
速秋津姫神(はやあきつひめのかみ)
気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
速佐須良姫神(はやさすらひめのかみ)
こちらは祓戸だけに気の流れが川のようでクリーンになるので結構長居をしてました。
その先には夫婦岩がありました。
大物主大神と生玉依姫の恋愛物語を伝える古墳であり縁結び、恋愛成就、夫婦円満の磐座としてご利益があるそうです。
手水舎は龍じゃなくやはり蛇。とぐろを巻いてますね(笑)
その後ろには杉の木があります。
三輪の大神のあらわれた杉だそうです。
大鳥居から考えると結構な距離。やっと拝殿へ到着です。
早速、大白蛇様のお出ましです。
御祭神である大物主大神がお山に鎮まるために三輪山をご神体として本殿を設けず三輪山を拝した位置に建て、原初の神祀りを伝える日本最古の神社と言われています。
日本最古といえば、熊本の幣立神宮や山梨の不二阿祖山太神宮もそう言われていますね。
どの神社が最古かはさておき、神々が文明を開かれ、人々が変わらず今日まで信仰を続け、大事に守り続けられた神社が、日本には数万と残されていることが、私には嬉しいです。
境内全体にはとても優しいエネルギーに溢れ、真夏の暑い時期でくたくたになっていましたが、運転の疲れも飛び、体が整った感覚がありました。
ご挨拶をして天人地ワークをさせて頂きました。
七夕祭をやっていましたよ。
三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むと言われる御神木。
蛇が好む卵が沢山ご奉納されていました。こちら以外にも様々な社に卵がご奉納されていました。(この卵は結局どうなるんだろう。神社の人が食べるのかな)
大物主神にはこんな逸話があります。
第7代孝霊天皇の皇女である倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめ)との間に起きた悲劇が『日本書紀』に残されています。
姫は大物主神の妻になったが、夫は夜に通ってきても、その顔を見ることができず。 その不満が募りある夜、「ぜひ顔がみたい」と迫り、大物主神は「朝になったら櫛箱に入っているが、姿を見ても決して驚くなよ」と告げます。 翌朝、櫛箱を開けてみると、中には小さな蛇がおり、驚いた姫は思わず悲鳴をあげると、蛇はたちまち若者の姿になり、大物主神は恥をかかされたとことを怒って、三輪山へと空を飛んで帰ってしまいました。 激しく後悔した姫は、端で陰部を突き死んでしまいました。 |
神様には失礼ですが、驚かれて怒って山へ帰るなんて心が狭いなぁ。
これじゃ大物主じゃなくて小物主じゃ・・・って思ったのは私だけ??
そもそも結婚する前に自分の正体を言っておくべきでは?・・・( = =)
「小さい姿を恥」と思うのは神様らしからぬ表現・・・。
しかし昔は神様も感情的でいろんな失敗をしてきたわけだから、これはこれでありかもしれないけど、話しが突飛で作られている感がありますね。
また、大物主は大国主と同一視されているので、大らかなで優しい大国主とは違う印象。古事記や日本書記は大分創作が入っている為、こういう逸話ができてしまうのかも。
私の大好きな神様ですから、そんな情けないことはしないと思いたい。
続く。