花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)(三重県)

花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)

熊野本宮大社から車を飛ばして三重県の花の窟神社へ。
こちらは海岸線にあり、道の駅が道路を挟んで隣なので分かりやすいですね。

石塔に彫られた神社名の上に「日本最古」と彫られています。

伊弉冊尊(イザナミノミコト)が火神である軻遇突智尊(カグツチノミコト)を出産した際に陰部を火傷して亡くなり「紀伊国の熊野の有馬村」に埋葬されたということで、こち
らがその陵墓になります。

そして父の イザナギが怒って天之尾羽張(アメノオハバリ)という十拳剣でカグツチの首を落とし殺した。
と古事記や日本書記に残され、殺されたカグツチもイザナミの近くに祀られています。

古事記や日本書記はかなり改ざんされている為この内容は私的には真実ではないと感じています。
一概に「史書」=「正」とは限らないのです。

普通に考えてもですよ、
生まれたばかりの無垢な我が子を問答無用でバッサリ殺せますか。神産み、国生みを担うほどの神様が。
最初に生まれたヒルコも奇形だから失敗したと言って流してますが、そもそもそこが妙で不自然です。

そして亡くなったイザナミの黄泉の国の話。
あれもイマイチ納得できないです。
地獄へ行ったイザナミを連れ戻しに来たイザナギに顔を見られ、恐ろしい形相になって
「あなたの国の人を一日千人殺してしまおう」と言うと、イザナギは
「それならば、私は一日に千五百人の人を生もう」と言い返しています。
それで一日沢山の人が死んで沢山の人が生まれるようになりました。
という話のオチがあるのですが、生と死に限らずこの世はバランスが取れるように働いて
いるので、どこかで誰かが死んだら、誰かが生まれるみたいなことは日常的に起きている
んです。
この神話の最後は憎しみ合って別れていて後味が悪いです・・・_( _* -﹏-)_ 

まぁ、そんなことはさておき、神社境内へ。
参道を進むと左手に稲荷神社の鳥居が連なっていました。

稲荷神社

早速こちらへ。
木漏れ日の中を進むとすぐに稲荷神社へ到着。

稲荷大明神

こじんまりしていますが、エネルギーが高くパワフルでしたね。
ご挨拶してワークをさせて頂きました。

竹が真っすぐと伸びて美しいです。
そして光に反射した灯篭の屋根から煙のような湯気のような真っ白ものが立ち昇って(写真では分からないですが)
見た事も無いような不思議な光景で、沢山の「自然の気」を充電させて頂きました。

そしてお隣は龍の神社

黄金竜神

こちらは「龍」ではなく「竜」と書きます。
ご挨拶して愛と癒しのワークをさせて頂きました。
黄金というか赤龍のイメージです。体がボワッと熱くなりましたね。

手水舎

手水舎の隣に丸い岩がありました。
大きくて重そうだけど今にも動き出しそう。
ここに何か(火に関係する)ものが封印されているような感じでした。
御神体の一部が崩落したものだそうです。

ここに来るまで森があるので岩がどれほど大きいかはわかりませんでした。

これが一枚岩だとは凄いですね。
高さ45m、長さ170m
巨大な一枚岩がご神体となってます。

上にある綱は7本のお綱を束ねたもので風の神、海の神、木の神、草の神、火の神、土の神、水の神の七柱の自然神を表しているとのこと。

手前にイザナミがお祀りされています。
んー、でもイザナミはここにいないみたいです。

そして対面はカグツチが祀られています。

軻遇突智尊(カグツチノミコト)

こちらは小さめの岩山がバックにありました。
愛と癒しのワークをさせて頂きましたがカグツチは火の神で躍動的。愛のエネルギー
がわぁーと降り注いできましたね。

御神体がこの地をお守りしているようでした。

イザナミはおそらくカグツチを産んで死んだわけではなさそうです。
黄泉の国にも行っていない。
そういう風にせざるをえなかった理由があったように思われます。
カグツチは火の神で人間のエネルギーには火も水も入っています。
カグツチは父のイザナギから殺されたのではなく、隠された(守られた)のではないかと。

何故ならカグツチが産まれることによって陽のエネルギーが強くなることを良く思っていない存在達がいたから。
いずれにしても私のチャネリングではカグツチはイザナギから隠されたということでした。

令和3年9月には御神体の一部が崩落。
封印された神々が動き出しているのでしょう。

花の窟神社HPより
例大祭:太古の昔から続く「御綱掛け神事」の様子

特別な田で作られたもち米の藁縄7本を束ねて、日本一長いともいわれる約170m
の大綱が作られます。
ご神体の45m近い高さから境内南隅の松のご神木へと渡します。
この大綱に、2月はツバキ、10月はケイトウを結びつけた3つの「縄幡」と扇を吊した縄
を作り付け、磐座の頂上から当社向かいの七里御浜の海岸へ、氏子らが総出で引き張
ります。

やっぱり御神体の岩が凄いかな。
畏怖の念を感じつつも吸い寄せられるような不思議な気持ちになりました。

つづく。

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