<二元性とは>
私達が住むこの地球は、二元性の性質を持って作られています。
二元性とは、例えば男性と女性、太陽と月、光と闇、生と死、健康と病気、良い事と悪い事等、相対している性質のもので、両者が存在して初めて成立するものです。
私達はいいか悪いか、良いかダメかという評価社会の中で生きているということも当て嵌まります。それは秩序を保つ為にも作られました。
<二元性の世界にいる理由>
生まれた時から死ぬまで順風満帆な人はいないように、人の人生というものは、まるで映画の起承転結のように良くも悪くも様々な事が次々にやって来ます。
何故お呼びではない困難なこと、辛いこと、悲しいことなどがやってくるかというと、私達は低波動の世界で魂を成長させるために敢えて二元性の世界を選んで来たからです。
<悪人は地獄に行くのか?>
宇宙に「いい」とか「悪い」とか、評価することは無いんですね。
では、悪人は罰せられないのか、地獄に落ちないのか?ということを不審に思う方もいるでしょう。
地獄に行くかどうかは私には分かりませんが、第六天魔王は見た事があるので、そういう存在がいて、何らかの場所に連れて行かれるのではないかと想像しています。
しかし善行を行った人も、悪行を重ねた人も、少なくとも自分の人生に後悔したり、疑問を持ち続けているとカルマとして残り、来世に影響するようです。
<元は1つの意識体のようなもの>
私達は元々、多くの集合意識みたいな一体化したもから、それぞれが役割を分けた魂となって、あらゆる世界へ飛んでいき、お互いに経験値を積んで、死んだら元の意識体のような所へ帰り情報を共有します。
その人の人生のテーマに合った形で凡その青写真は決まっていますが、成長次第で現世は変えることができ、得られるものも変わっていきます。
また、次に生まれ変わった時は、「裕福な家庭に生まれるんだ」と思いながら死んでも自分の課題をクリアしていないと来世でもまた同じ経験をします。
<二元性は作られる>
九州の宿でお世話になったおかみさん曰く「何故か私の所へ親猫が子猫を預けに来るんだよね」と言っていました。
その方は数年前から捨て猫を保護していたそうです。
動物はちゃんと理解して面倒を見てくれる人へ大事な我が子を預けるんですね。
これは動物から見て信頼出来る人へ預けたということになりますが、猫に限らず信頼出来る人の所には相談事がやって来るように「捨てる神あれば拾う神あり」の如く、相対的に二元性が成立するようになっています。
最近姉が公衆トイレなどを掃除しているのですが、姉曰く「最近、汚いトイレばかりに当たる」と言ってました。
掃除する人のところに、汚いトイレが巡って来るようになっているんです。(笑)
しかしこういう行為は小さな徳の積み重ねとなる為、是非(私はやってあげてるんだ、私はいい事してるから何かいいことがあるだろう)という見返り目当てにやらず、コツコツ徳を積むと宇宙からのご加護があるでしょう。
ちょっと脱線しましたが、クスリ絵で有名な丸山先生も「病人を治したい。と思った瞬間、病人が現れる。つまりそう思うと病人ができてしまう」というようなことを仰っていました。この世は片方だけでは成り立たないということがよく分かります。
続く。