この世は何故『悪』は無くならない?(2)

<この世は仮想現実>

私がスピリチュアルを学び出したら、兄がそんなのは嘘だとか、俺の家族の前でそういう話しはやめろ、などと全面拒否されました。
何かをしようとすると、それを拒む者、阻むもの、意見が合わない者が必ず出て来ます。
これも二元性の特徴。
人数が多ければ多い程、対立が生まれたり、収集がつかなくなりますから、会社の会議等も少人数の方がいいんです。

相対的な事象が出現した場合は、反発するとその分強く反応してしまう為、まずは「この事象は、自分自身の成長の為に創り出したもの」と受け入れて、感情に振り回されることなく、静かに自分の中に眠る闇やマイナス思考、人を評価し裁く思考等を手放していくと徐々に解決していきます。

これは過去に私が会社でいじわるな先輩がいた際に色々と考えてやってみた方法ですが、反発せずに相手の事を受け入れ、愛ある言動を心掛けていった時、徐々にその人が温和になっていったという変化を見たことがありました。
その経験から自分が変われば人も変わるということが理解できたのです。
この世界は、自分が起こす結果が現象として現れるバーチャルな世界を私達は体験しているということです。

過去世との関係性によって時間がかかる場合もありますが、そもそも私達は「愛」で生まれた生き物ですから、正常であればいずれ解消されます。

正常でない場合は、相手のDNAが傷ついていたり、インプラントの影響、生活環境の影響、悪影響を及ぼす存在からの憑依などで、なかなか解消しないケースもあります。
この人は本当の極悪人だと思える人は、その人自身が闇の存在から操作されボロボロになって回復が困難な状態が考えられます。しかしこれも闇との契約でそうなった可能性があります。

二元性は相対するものの出現により、成就することが困難になりますが、その中で得られる学びは深いものとなります。
人は個性がある為、意見が違うのは当然です。
それに従うかどうかは別にして、そういう考え方や捉え方があるんだと受容することが、この世界での調和を図る一歩となります。
この人は嫌い、これはやりたくないと真っ向から跳ねのけていると、分離の世界に嵌って行きます。

あなたが「Aさんのことが嫌い」と言っても、「Aさんが好きな人」がいて、その人はAさんの良い所や魅力を知っているから好きになったのでしょうから、真っ向から拒絶したり拒否するのは人を評価することになり、結局は分離の世界を選択し、そこに落ちていくということになるので気を付けましょう。

私達は元は1つの大きな意識体のような存在から別れ出た魂なので、いわば家族のようなものだと考えて、自分が今、愛ある捉え方や行動がとれているのか、時々省みてみると軌道修正できます。

<アセンションの意味>
アセンションというのは「次元上昇」のことですが、どのように次元上昇するのかというと、本当はこの分離した二元を統合して1つになる、ワンネスになるという形が望ましいのです。
しかし、現状ではそれがかなり難しいと言われています。

多くの人々は「世界平和」を願いますが、自分の中に闇(自分と他者を評価したり虐げたりすること)があると、ひとりひとりが分離した世界をまだ体験しようとしている状態になっているから、結局「世界平和」はいつまで経っても実現しないのです。
人類が自他ともに評価せず、分離の世界から統合された時、初めて本当の世界平和が訪れるのだと私は考えます。

私達は誰しも「闇」を持っています。
「闇」を持っていない人はとっくにマスターになっているでしょうから、どんなに素晴らしいと思える人でも日々そうした葛藤の中、内在する自分を受け入れ、本来の自分へ近づく為に自分自身を戒めて高めていっているんです。そうした波動が高い人は悪を赦すことができるんですね。

『悪』が減らないのは現実を受け入れられず、分離を選択し続けている我々の心に原因があります。
評価社会で生き続けて来たので、どうしても他者と比較してしまう、勝ち負けを意識してしまう、そこから中々抜け出せない人が多いのです。

これからが正念場。
増々私達が目覚める為の本気モードに宇宙全体が突入しています。
「今変わらなければいつ変わるのか?」
この瞬間瞬間をそう肝に銘じて、大事に
生きていって欲しいと思います。

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